鈴鹿 ツメカリ谷 沢登り 2020.06.21
ツメカリ谷のゴルジュを行く
<メンバー>
鈴鹿ハイキング倶楽部 8名
<山域・形態>
<コース>
朝明P(8:00)~ハト峰峠(9:25)~アカナメ(10:05)~白滝谷下降~白滝谷出合(11:40~12:15)~ツメカリ谷出合(12:45)~簾滝(13:35)~裏見の滝(14:55)~乗越(15:40)~白滝谷道~ハト峰峠(16:15)~朝明P(16:55)
今日は沢をやりたいという体験さんの為に初級沢を企画。行先は久しぶりにツメカリ谷行って見る事に。
神崎川林道に車で入れない今は滋賀県側からのアプローチは大変。なので朝明から峠を越えて愛知川に向かいます。初めて沢登りに行った時の懐かしのコースです。
2005年初めての愛知川
朝明Pを出発
猫谷の縄弛み堰堤を越え、樹林の中を登って行くと白い花崗岩の丘、ハト峰です。ここまでの道は15年前に比べるとずいぶん荒れてしまいました。釈迦ヶ岳方面に少し登り、白滝谷道を下ります。
縄弛み堰堤
ハト峰
白滝谷に向かう
途中、登山道が谷を横切るあたりから赤っぽい岩がナメ状に広がっています。このまま登山道を歩いても面白くないので谷を下降する事に。最初は穏やかなナメ歩きでしたがだんだん傾斜がついてくるので慎重にクライムダウン。
アカナメ
最初はナメ
傾斜が出て来た
クライムダウン
白滝は水量が多くクライムダウンが難しそうだったので懸垂下降します。体験さんも緊張しながらも初懸垂をクリア。8人もいたので随分時間がかかりました。
白滝は懸垂下降
白滝谷出合に着いた頃には昼前になっていたので河原で昼食です。気温が高ければ泳ごうと思っていましたが今日はまだちょっと寒いなあ。
白滝谷出合
昼食の後、河原を歩いてツメカリ谷へ。のっけからゴルジュ状になっているので泳いだりへつったりしながら遡行していきます。この所、ツメカリ谷は下降ばかりだったので何だか新鮮。
ツメカリ谷出合を目指す
ゴルジュになる
泳ぎ
ヘツリ
ゴルジュ出口の5m滝は釜を泳いで滝の左からシャワーで超えます。乗越に苦労するメンバーをなべちゃんが水を浴びまくりながらフォロー。
ゴルジュ出口の5m滝
左から超える
ダイビングスポットの簾滝も今日は登り。流れの左側の細かいホールドを拾っていきます。
簾滝
スリングで補助
ちょっと水を浴び過ぎたのでCa640mの二俣でちょっと休憩。なべちゃんはちょっとドキッとするような格好で日向ぼっこしています。
日向ぼっこのなべちゃん
ここから右股に入ると谷は徐々に細くなってきますが、まだまだ水量は豊富。Ca680mの多段の滝は昔ソーメンをやった懐かしの場所です。
遡行再開
だんだん細くなってきた
でもまだまだ続く
多段10m
2007年の記録
裏見の滝ではお決まりの滝裏通過でシャワーを浴びます。何だかいい加減寒くなってきます。
裏見の滝
裏を通過
裏見の滝を過ぎると谷はどんどん細くなり源流の雰囲気に。Ca770m辺りで右の尾根へ乗り越し白滝谷へ下降します。あとは白滝谷の登山道をハト峰まで登り返し朝明まで。泳いでいた時は寒い寒いと言っていたメンバーもこの時だけは暑く無くて良かったとの事。
白滝谷に戻ってきた
登り返しはキツイ
後はハト峰から荒れた登山道を下って朝明まで。鈴鹿の日帰り沢にしては結構歩いたので体験さんもバテたかな?と思ったら楽しかったとの事で一安心。
12年ぶりのツメカリ谷遡行は少し冗長かな~と思っていたけど、楽しかったのでやっぱり名渓だなあと再認識しました。今度は真夏に赤坂谷との周回を楽しみたいなあ。参加の皆さんありがとうございました。