晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

愛知川本流 一人水泳大会の巻き 2008.07.21

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あまごちゃん


<メンバー>

単独

 

<山域>

 

<コース>
発電所取水堰-白滝谷出合-天狗滝-天狗の踊り場(往復)



 土日の沢トレが何となく物足りなかったので、3連休最終日は一人で愛知川に泳ぎに行く事に。朝、仕事場に顔を出してから、鈴鹿へ出勤したのでスタートは11時になってしまった。まあいいか。

 

 若者の集団が出発していく。揃いのヘルメットをしている所を見るとキャニオニングのツアーのようだ。かわいい女の子も多いような気がする。

 

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キャニオニングツアーが


 人混みの中を遡行するのは嫌なので適当に間隔をあけて出発する。発電所取水堰を泳いで乗り越え、河原を歩いたところで一組目のツアーを追い越す。やれやれと思ったら最初の滝の手前にも人影が・・。

 

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ん、滝の上にも?


 案の定、ツアーが一組渡渉の順番待ちをしていた。20人弱のメンバーに対し、インストラクターは2名とちょっと少ない感じ。真剣な表情でお客をひとりひとり渡らせているのを見ると大変だな~と思ってしまう。

 

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ちょっと渋滞


 滝を越え、あとは基本的に泳ぎメインで遡行していく。水は昨日の大峰より暖かく感じ、いくらでも泳いでいれそうだ。S字廊下のところで渋滞に巻き込まれたのでしばらく見物。

 

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泳ぎながら

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水は少し少なめ

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巻き込まれた

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ようやく通過

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泳いで進む

 

 泳ぎ地帯を通過するとツメカリ谷出合まではしばらく浅瀬とゴーロ歩きが続く。浅瀬で寝そべりながらカメラをもってうろうろする。いつもと違った視線で面白い写真が撮れた。単独の時はこういうのができるのでいいな。

 

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カエルの視点

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睨み合い


 時間が遅いせいか他のパーティーはほとんど見かけない。ツメカリ谷出合を通過し、白滝谷出合に到着。ここは、朝明から来る場合の入渓ポイントになる。両側が切り立ったゴルジュを泳ぎで通過、下谷尻谷出合で少し休憩。

 

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ゴルジュ入口

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またもや泳ぎ視線で

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下谷尻谷出合

 

 今日は水中メガネも持って来たので積極的に水の中を覗きながら遡行する。ちいさなアマゴがたくさん見えるが、人影が近付くとサッと岩陰に身をひそめてしまう。釣り人が沢屋を嫌うのが何となくわかる気がする。

 

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泳ぎが続く

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魚はいるかな?


 少々お腹が空いてきたなという頃に天狗滝に到着する。右岸のテラスでは若者パーティーが食事中、別のパーティーが上から降りてきている途中だ。水量が少ないので直登もできると見込んでさっそく滝に向かう。案の定スムーズに滝の浦入り込むことが出来た。

 

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ようやく天狗滝

 

 滝の裏はちょっとした空間になっているので、少しの間写真を撮ったりする。が、もし上から人が飛び込んできたらえらい事になるので早々に脱出する。水流を抜ける時がザックに水圧がかかりちょっとだけ苦労した。

 

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滝の裏から

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滝の上から

 

 天狗滝を通過したら急に疲れてきた。ウオータースライダーまで足を延ばしてもいいが、ひとりで遊ぶには少しむなしいので、天狗の踊り場で引き返す事にした。淵の水が日の光に輝いている。

 

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天狗の踊り場

 

 帰りはひたすら泳ぎとダイブを繰り返し、どんどん下る。水の中を覗きながら下って行くととても面白い。好奇心?の旺盛な小魚が手や足を突きに来る。

 

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岩陰に潜むアマゴ
 
 再び下流部のゴルジュ帯に戻る頃には日は傾きかけ、ツアーも帰ってしまったようだ。連休最終日ともなるとみんな帰るのが早いのかな?

 

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子供たちのツアー

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カワトンボ

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ゴルジュ

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流れに身を任せ

 

 発電所の取水堰に泳ぎ着いたのは出発してから5時間後。結構時間がかかったもんだ。林道へ上がる階段を息も絶え絶えに登り、やっぱり体力落ちてるかなーと、普段のトレーニング不足を反省しながら、たまには一人もいいもんだと改めて思った連休の最終日だった。