晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

鈴鹿 下谷尻谷 沢登り 源流居酒屋開店 2022.04.22~23

ツエルト村

 <メンバー>

鈴鹿ハイキング倶楽部 7名

suzuhaisecure.sakura.ne.jp

<山域・形態>

鈴鹿沢登

 

<コース>

○1日目

三休の湯(8:30)~ハト峰(9:40)~ヒロ沢出合(10:35)~谷尻谷出合(12:00~12:40)~谷尻谷遡行~コリカキ場(14:55)

○2日目

コリカキ場(7:30)~お金峠(8:00)~お金明神(8:10)~ヒロ沢(9:20)~ハト峰(10:00)~三休の湯(11:05)

 

 沢泊の一番の楽しみは焚火を囲んでお酒を飲んだり美味しい物を食べたりする事。そんな楽しい時間を過ごしましょうという事で企画された「源流居酒屋」。最近、家でも料理に凝っていて、沢でも何か美味しいものを作ってみようと食担を買って出ました。

 

 当初は南紀ナル谷の予定でしたが、雨の降りだしが早くなりそうなので、鈴鹿に転進です。まずは朝明からハト峰を超えてヒロ沢を目指します。

 

まずは林道歩き

縄弛み堰堤を越えて

ハト峰

ヒロ沢を下る

 

 ヒロ沢からは右岸の登山道を使って七丈淵の岩の上で小休止、天狗滝も巻きルートで超えます。ここで泳ぎルートを行くなべちゃん、いさおさんと巻きルートで行くその他チームに分かれます。(私はその他チーム)

 

七丈淵で一服

 巻きルート(一応登山道)はかなり荒れておりアップダウンもあって「これなら泳いだ方が良かったかも」なんて声も出ましたが、何とか適当な支尾根を下降して谷尻谷の下流部に降りる事が出来ました。泳いだなべちゃん、いさおさんコンビはとっくに出合いに着いていたようです。

 

登山道は中々厳しい

泳ぎ組は

中々楽しそう

 

 出合いで小休止したあとは左岸のルンゼを登り懸垂下降で谷に降り、谷尻谷の遡行開始です。

 

谷尻谷出合

左岸ルンゼを登り

懸垂下降

 

 巨石の詰まった谷を遡っていくと核心のCS滝。いさおさんは右岸をサクッと登ってしまいましたが、他のメンバーは無理せず左岸の巻き道を選択。その後、淵をへつったり、小滝を超えたり楽しく遡行していきます。

 

巨石を越えて

中々渋い

CS滝は右の巻きルートで

淵はへつって

 

 岩堤の滝を過ぎ、しばらく進むとようやくコリカキ場に到着です。今回は先客もおらず右岸の台地を泊地とします。

 

岩堤の滝

腰まで水に浸かる人(左から巻けます)

 

 まずは薪集め。台地には既に焚火の跡があり手近な物は使われてしまっていましたが、それほど苦労なく集まりました。

 

 焚火の準備が出来たら各自ツエルトを張って寝床の準備。今日は各自1張りづつなのでツエルト村が出来上がりました。

 

ツエルト村完成

 

 そしていよいよ源流居酒屋開店。おつまみはジャーマンポテト鯖缶アフィージョ。メインはご飯を炊いてキーマカレー(レトルトじゃないよ、トマト多めがポイント)

 

炊飯部長のなべちゃん

料理長

 

 今日は休憩が少なかったせいか、腹ペコメンバーが多く、おつまみもあっという間に売れてしまい、カレーも完食。食担としてはうれしい限りです。

 

腹ペコメンバー

キーマカレー

 

 あとは焚火を囲んでまったりとした時間が流れます。なべちゃんとさやかちゃんは例によって焚火の横でごろ寝スタイルで行くようです。

 

楽しいね

なべちゃんはこのまま朝まで・・・

 

 翌日はゆっくり起きだして朝食。ちょっと飲みすぎたのか胃が重いです・・・。撤収している最中に雨がぱらついてきたので下山にかかります。

 

朝の風景

朝食中(胃が重たい・・)

集合写真(雨が降ってきた)

 

 お金峠からお金明神、愛知川を渡渉してヒロ沢からハト峰を経由して朝明まで。去年の9月と全く同じ個所で道を間違ったのはご愛敬。ハト峰ではガスガスでしたが、朝明では雨に新緑が映えて、初夏の雰囲気を少しだけ感じました。

 

お金明神

愛知川を渡渉して

ガスのハト峰

新緑萌える朝明

 

 山で美味しい物を食べ、美味しいお酒を飲む事に特化した今回の山行。私が本来目指す?ストイックな山行とは方向性は違いますが、これはこれでとても良いものですね。

また腕を磨いて美味しい物を作るのでリクエストお願いします。

 

 参加の皆さん、ありがとうございました。