晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

探鳥会 & かも鍋  2005.12.23

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    ゆりかもめに餌をやる仲間たち

 

<メンバー>
サークル

 

<地域>
三重県中部

 

<コース>
秘密

 

 師走も押し迫った12月23日に探鳥会が企画された。探鳥の後は、「マガモ」の「かも鍋」を食すという豪華企画。

 クリスマスイブを挟んだ3連休は雪山へ、とでも思ったが、体調が思わしくないのでハードな山行はしばしお預け。探鳥会への参加を決めた。

 

 双眼鏡も購入し気合を入れて準備をしていたが、前夜からの予期せぬ積雪に、職場から帰ることができるかどうかも怪しくなるほど。ようやく帰宅した後も雪は降り続き、果たして現地までいけるかどうか不安なまま、寝床に着いた。

 

 朝、起きると周りは驚くほど静かだ。隣接する自動車専用道路が雪で通行止めになっている。我が家の愛車も20cm程に雪に埋まっている。一応、4WDのスタッドレスタイヤ。チェーンも装備しているので雪道でも何とかなるだろう。国道23号を使って四日市まで行くことに。

 

6:10自宅出発

 

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駐車場の車(6:10)

 

 雪の積もった休日の早朝に車を走らせる酔狂はそういない、と、たかをくくっていたが、国道23号はかつて経験したことのない大渋滞。前夜の積雪に運転不能となり、路上に放置された車が行く手をふさぐ。また、高速道路がことごとく通行止めとなっている為、長距離トラックが一気に国道23号へ流入しているのだろう。

 

 当初所定の2時間を経過しても名古屋市を通過できないでいる。どうも、川を越える地点で渋滞が激しいようだ。このままではらちがあかないので別ルートを走っている仲間の情報を頼りに、木曽三川公園まで北上、多度付近で木曽三川を渡ることにする。

 

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雪の木曽三川公園(10:10) 

 

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揖斐川の向こうの養老山系

 

10:10木曽三川公園通過。
 
 木曽三川公園は一面の銀世界。真っ白な河原の向こうに養老山系が美しく輝いている。こんな日に山に登れば素晴らしい展望が望めただろうが、登山口までたどり着けないのではどうしようもない。出発後4時間経過し、ようやく木曽川揖斐川を渡ることができた。

 

 木曽川に西側は比較的車は流れている。県道を使いじりじりと南下して四日市を通過。出発7時間後にようやく現地に到着。それにしても疲れた。マガモの鴨鍋がなければ引き返していたかもしれない。

 

現地では仲間たちが既に観察を始めている。

 

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やっと会場に到着(13:05)
とりあえず観察開始

 

 探鳥会場は街中の池のある公園だが、驚くほど多くの鳥がいる。小型のかもが池にちゃぷちゃぷ浮かび、ゆりかもめは餌を見つけ、我々の周りを旋回している。川鵜も泳いでいる。昼前にはオオタカもいたらしい。
 
 せっかく購入した双眼鏡をわすれるというチョンボを犯したが、のんびり鳥を眺める。

 

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餌に群がるゆりかもめ

 

 

 観察が一段落すると、早速鍋の準備に取り掛かる。長時間の移動で空腹の仲間たちは少し殺気立っている。ところが、マガモを運んでくれるリーダーの知人も雪の影響で到着が大きく遅れているらしい。他の食材で鍋を作り、とりあえず空腹を落ち着ける。

 

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鍋の準備開始

 

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陽は傾いてきましたが

 

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カモを待つ間にカモを眺める

 

 15時を少し過ぎようやく到着。想像を超える交通の混乱ぶりに驚きながら、途中で引き返さずに来ていただいた事にひたすら感謝。

 

 早速、かも鍋と網焼きを囲んであったまる。

 天然のマガモの味は今まで体験したことのないほどの美味しさ。寒さに凍えていたほっぺが落ちそうだ。仲間たちと囲む美味しい鍋はいつも最高だ。

 

                   
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七輪を囲んで

 

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んー うまい!

 

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夕暮れですが宴は続きます

 

 日が傾くまで宴は続く。今年の楽しかった山行、年末年始の予定、来年行きたい山など、話しは尽きない。が、日没後も続ける訳にはいけない。来年の再開を約束し、解散。

 

今年一年、楽しい時間を共有できた仲間たちに改めて感謝。

 

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池に映える夕日

 

PS、帰りも渋滞は解消されず、約6時間を費やしての帰宅となった。
積雪の際は、車での移動は慎みましょう。