鈴鹿 矢原川中俣 台風一過の快適遡行 2019.10.13
最後に手強い滝
<メンバー>
鈴鹿ハイキング倶楽部 2名
<山域・形態>
<コース>
坂本棚田P(9:35)~林道~矢原川入渓(10:15)~中俣(10:20)~Ca580二俣(12:10)
~仙鶏尾根(13:05)~野登寺(13:55)~坂本棚田P(15:10)
<登攀具>
ロープ、カム、ハーケン 使用しなかった
今回の駐車地
台風19号の影響で予定していた北アルプス遠征は中止。三連休の中日だけ天気が良さそうなので日帰り沢登りに出かける事に。
行先は鈴鹿南部の矢原川中俣。矢原川は不動滝のある左俣が有名だが台風による増水が心配だったので難易度の低い中俣を選択。それに中俣は左俣より直登出来る滝が多くあって楽しいのだ。前回遡行したのは8年前の春。
沢に行こうと決めたのは当日の朝だったのでゆっくり目の時間に坂本棚田の駐車場に集合。沢装束に身を固めてまずは坂本集落の中を歩く。獣害除けの柵を通過し林道をポクポク歩く。谷への下降点には古いプレートがある。
獣害除けの柵
何度も見たプレート
沢に降りると釣り人が(もう10月なのに・・・)トラブルを避ける為、迂回し中俣へ入る。最初は傾斜の緩いゴーロの沢、黙々と岩を超えて行く。
最初は平流
標高400mを過ぎると小滝がぽつぽつと出て来るので楽しく直登していく。ダム状になった倒木に辟易する場面もあったが、基本フリーでどんどん登って行ける。
滝が出て来た
よっしゃ楽しくなってきた
倒木はげんなり
ナメもきれい
花崗岩の明るい谷
水線好きなべちゃん
いいなあ
8m滝は右から巻き、全身ずぶ濡れになるのはキツイ時期になってきた。
右から巻いた
その次に現れる8mは頑張って右から直登。フリクションも良く快適に登って行ける。なべちゃんは相変わらず水線を攻める。
右から直登
水線突破
滝になって流れ込む支流を見送ったら登れない20m滝。ここはおとなしく左から巻いた。
滝となって流れ込む支流
左から巻く
ナメ
標高580m付近の二俣を左に入ると20mの滝。滝の右側にルートを見つけてフリーで直登。ホールド、スタンスはしっかりあるが岩が脆くて怖かった。その上の15mは中段から右の尾根に逃げた。
手応えのあった20m滝
直登!
もう谷はすっかり小さくなってしまったので、そのまま稜線まで詰める。台風の後からなのか透明感のある空が広がっていた。
稜線(仙鶏尾根にでた)
空が空けている
日帰り沢ばかりだと足が鈍ってしまうので、野登寺まで足を延ばす事に。ここは余り知られていないが巨木の中にひっそりとたたずむ雰囲気が好きでお気に入りの場所だ。
野登寺
境内の巨杉
雰囲気のある参道
下山は野登寺の参道を歩いて坂本集落まで歩く。坂本棚田は秋というのに稲穂が実っていないのは少し寂しかった。
参道入口
緑の棚田
遠征中止→緊急日帰り沢だったが、何とか相棒も見つかり体を動かす事が出来て気持ちのいい一日だった。水もぬるく、まだしばらくは沢を楽しめるかな。
なべちゃん、お付き合い頂きありがとうございました。
今回の地図