木曽 樽ヶ沢から岩倉川本流 爽快シャワークライミング 2022.07.31
爽快、シャワークライミング
＜メンバー＞
鈴鹿ハイキング倶楽部 ７名
＜山域・形態＞
木曽・沢登り
＜コース＞
林道ゲート(8:45)～樽ヶ沢(9:05)～昼食(12:15～12:45)～Ca1100m脱渓(13:50)～林道(14:10)～下降点(14:15)～岩倉川(15:15)～林道(17:10)～林道ゲート(17:35)
体験参加の申し込みがあったので日帰り沢を企画します。このところ、紀伊半島が多かったので久しぶりに木曽までプチ遠征。滝登りが楽しめる樽ヶ沢に行く事に。
＜前回の記録＞
のんびり集合し、8時過ぎに林道ゲートに着きましたが遠方№の車がいっぱい。最近人気の沢になっているようです。何とか車を停めて出発。
林道ゲートからスタート
林道を20分ほど歩いて入渓。思ったよりも水量が多いみたいです。今日は初級向けのつもりだったけど大丈夫かな？
水量多めかも
最初の滝、いつもは流心を直登するのですが今日はとても無理。水線をうまく避けながら登って行きます。
なべチャンリードで
ぷは～
核心３０ｍ滝の前衛滝も直登できず、左から巻いて上がります（こんなの初めてかも）。大滝の下には先行Ｐの姿が。
大きい滝が見えてきた
先行Ｐは神戸から来た女子２人パーティー。ロープを伸ばしながら登っていきます。水量は多いですが左側を登って行けば何とかなりそうです。先行Ｐのセカンドに続いてロープを引いて登ります。
30ｍ滝を登攀する先行Ｐ（何と女子2人！）
30ｍロープではギリギリだったのでスリングをつないで支点を作ります。難しくはありませんが上部は高度感があるので、初心者がいる場合はしっかりと確保した方が良いでしょう。
上部は高度感あり
ここから先は直登できる小滝が連続する楽しい区間。強い日差しが白い花崗岩に反射してキラキラしています。(写真は白く飛んじゃってますが・・）
きれいな滝が続く
水線が楽しい
水がキラキラ
１０ｍＣＳ滝は左から巻き。次の３０ｍ滝は右のリッジを直登。ここも高度感があるのでロープを出して登ります。ロープを使う沢ははじめてのスミスミも頑張って登ってきます。
これは巻き(右から）
リッジを直登
その後は難所もなくシャワークライミングを楽しみながら登って行きますが、水量が多く、これまでと異なるルート取りが必要です。
水量多いなあ
すみすみもガンバル
３条の滝、いつもは左直登しますが、今回はちょっと厳しそう。なべちゃんは右のチムニー状を強引に登って行きます。
通常は左から水線だけど
右のチムニーを強引に
平流になったところで遡行終了。林道を目指し支谷を登ります。途中で新しい堰堤が出てくるので右岸についた堰堤の作業道を辿ります。笹藪に埋もれかけていますが、以前に比べるとずいぶんと登りやすくなっています。
樽ヶ沢終了
支流に取り付いて
堰堤が出てきた
沢に覆われた道なき道を行く
20分ほどで林道に出るとたばっちはヘロヘロに。でも今日は暑いので支谷を下って岩倉川本流を下る事にします。下降路はカーブミラーのすぐ脇。テープもあり、踏み跡もあり、所々には残置ロープまで。結構利用する人がいるんだなあ。
林道に到着
ズタボロたばっち
途中、スミスミがハチに刺されるというトラブルがありましたが、応急処置をして行動継続。約、1時間ほどで本流の三俣に降り立ちました。
支流を下って行く
本流へ
岩倉川本流も水量が多いので一筋縄では行きません。楽しく泳いで下って行こうと思っていましたが、水流に巻かれないように慎重に巻き下っていきます。
やっぱり水量多いなあ
大きめの滝も何とかクライムダウンで下っていけましたが、15ｍ滝は流れの中を懸垂で降りるのは無理と判断。左の泥臭いルンゼから懸垂下降。ここは落石を起こさないように慎重に。
たばっち、必死の懸垂下降
15ｍ滝(本当は水線を下る予定だった）
いい時間になってきたので橋の手前で林道に上がり遡行終了。ちょっと時間がかかってしまいましたが何とかセーフ。あとは林道ゲートまで歩くだけ。
樽ヶ沢はやっぱり名渓。白い花崗岩の明るい渓相、直登できる滝でも多く、ロープワークのいい練習になりました。ワイワイと楽しい雰囲気で体験さんも即入会。
参加の皆さまありがとうございました。
今回のコース
