大峰 下多古川 のんびり沢泊入門① 2018.08.18
<山域、形態>
大峰、沢登り
<コース>
下多古林道終点(9:55)~琵琶滝下(11:35)~中ノ滝下(13:05)
~泊地Ca1080m(14:15)
<天気>
晴れ
ドタバタで悔しいお盆休み前半だったが後半は何だかいい天気。赤石沢のリベンジも脳裏をよぎったが、今回は初心者向けの沢泊体験山行。沢泊経験者を増やしておくのも今後の為にもなるだろうと、大峰の下多古川へ出かける。
今回のメンバーはすっかり相棒になったFFさんに沢泊初体験の3名を加えた5名。事前の装備の確認などしっかり行い、メンバーの不安をなるべく少なくする。
行程的には日帰りでも十分可能なのでのんびり。下多古林道終点を出発したのは10時前だった。
今回は珍しいメンバーが多い
琵琶滝に通じる登山道を少しだけ歩いて入渓。今回は簡単な沢なのでMグチとJこちゃんにルーファイをお願いする。
ドキドキの入渓
珍しい造形の岩
10m滝は右から簡単に巻ける。この辺りは昔から人が良く入っている谷なので巻き道は明瞭。一部は琵琶滝に通じる登山道に利用されている。
10m滝
中々立派だ
遊歩道?
吊り橋が谷を跨ぐのを見たら琵琶滝はもうすぐだ。この辺りは琵琶滝までの日帰りPが他に二つ程入っていて賑やかな感じ。
吊り橋
シャワーで遊ぶ先行P
琵琶滝は落差50mの堂々とした2段滝。滝を眺めながらお昼ごはんを食べる。一つのPはここで引き返し、もう一つは中ノ滝まで行くそうだ。我々はのんびり泊まりですというと羨ましがられた。
琵琶滝
琵琶滝下で記念撮影
琵琶滝の巻きは右岸の巻き道から。木道の階段は少々怪しくなっているが基本明瞭。ジグザグに登って行くとやがて昔からの巻き道(杣道)に合流。祠にお参りし、一登りするとあっさり落ち口に。落ち口ではしばし絶景を楽しむ。
琵琶滝の巻きは明瞭
途中にある祠
すんなり落ち口へ
絶景独り占め
琵琶滝の上は数十メートルの嵓が聳え、まさに谷底を遡行している感じ。でも遡行自体は厳しくはない。すぐに中の滝下へ到着。
遡行は続く
こっちから行けるかな?
中の滝も琵琶滝に劣らない立派な滝。小さな滝つぼで泳いだり、沢を思い切り楽しむ。
中ノ滝
いつも元気なFFさん
中の滝を右岸から巻き上がるとそこは癒しの空間だった。自然林の中のやさしい流れにそって泊適地を探しながら歩いて行く。
中ノ滝の上は癒しの空間
日本庭園のよう
大きな釜を持った斜滝を超えると泊まってくださいと言わんばかりの泊適地を見つける。5人がかりで薪を山ほど集めると焚火タイム。薪が湿っていたので火が安定するまで時間がかかったが、一度安定してしまえば快適だ。ウインナーを焼き、おつまみを食べながらご飯の準備。
大きな釜を持つ斜滝
キャンプ設営
焚火ウインナ
洋風おつまみ
水を気にせずご飯を炊けるのが沢泊のいいところだが、担当だったマーボ春雨丼はご飯の水加減が拙くて硬くなってしまった。皆さんご免なさい。
マーボ春雨丼
山ほどあった薪をほぼ燃やし尽くすと寒くなって来たので就寝。この日は空気がいれ変わり、気温がぐっと下がったのでシュラフカバーのみのメンバーは寒かった事だろう。私は「エスケープヴィヴィ」のお陰で快適に眠れた。
タープ泊は開放的
明日は上流を少し散策して下るだけ。先週はドタバタだっただけにこういう余裕のある山行はやっぱりいいなあ、と思ってしまう。
つづく