南紀 天瀬谷 沢登り 2017沢納め 2017.11.19
<山域、形態>
<コース>
林道(8:20)~入渓(8:35)~二俣(9:15)~左俣~15m滝(9:45)
~Ca400二俣(10:30)~20m滝(11:05)~昼食~P732鞍部(12:55)
~右股下降(13:10)~導水管の滝(15:45)~駐車地(16:40)
<天気>
晴れ
「2017年の沢納めは暖かい南紀で」と盛大に呼びかけたが皆の反応は少なく、何時まで経っても申し込みはまるちゃんのみ・・。4月からスタートした沢登りの〆がそれではあまりにも悲しいので、各方面に声をかけmichi君、Sクリームさん、そして体験参加のKさんの参加を取り付ける。
これで賑やかに行けるなあと思っていたら、なおちゃん、たばっちも前日の熊野古道ウォークから参加してくれる事になり、一気に7人のでワイワイ遡行になってしまった。全くもってうれしい誤算。
熊野川沿いの道の駅に前夜泊し、翌朝michi君、Sクリームさんと合流する。天瀬谷川は立間戸谷の1本上流になり、道の駅からは近い。ただ、林道はダートで運転にはとても気を遣う。
もう走れませんってところで車を停め、林道を少し歩いて谷に入る。最初は大岩がゴロゴロする平流を進む。
最初は平流
ナメが現れた
所々にナメが現れるが、辺りは導水管や足場で雑然としており、きれいな雰囲気ではない。濡れるのは嫌な季節なので使える物をは何でも使って進んで行く。
足場やホースが雑然としている
気をつけて
二俣を左に進めばすぐに第1関門の15m滝。南紀らしいのっぺりとした1枚岩の滝だ。左岸の支流を登って巻いたが結構な大巻きになってしまった。
今回も積極的なまるちゃん
15m滝
巻き上がった先は本格的なナメゾーンが始まる。フリクションがいいのでグイグイと登って行ける。
巻き上がった先も滑
ナメをどんどん登って行く
フリクションはいい
しっかり登っておいで
Ca400mの二俣を右に進むと二つ目の大滝。20mだ。今回は左岸から簡単に巻けた。
20m滝
登ってるふり~
再びナメゾーン。水温が低いせいか苔も少なく、ラバーソールの沢靴ペタペタと簡単に登って行けるが、唯一フェルトのKさんが苦労しているのでロープを出す場面も。
ナメばっかり
フェルトのKさんは苦労している
お昼になったので谷の中でランチ。まるちゃんが今回も気合を入れて温かいスープを作ってくれた。いつもありがとう。
ご飯に力を入れるまるちゃん
昼食の後も圧巻のナメゾーンが続く。岩盤の上をほぼ一直線のナメ滝がずーっと続いている。本当にもう圧巻。
廊下のようなナメ
ナメ動画でどうぞ
右の鞍部へ抜ける
立派な炭焼き窯跡(備長炭の窯?)
適当に下降路を見つけて谷を下る。登り同様ナメ滝だが、ナメの下りは少し怖い。先が切れ落ちているなあと思ったら滝が現れる。
ナメの下降はちょっと怖い
この先には何が・・
Sクリームさんとなおちゃんはクライムダウンしていったが、他のメンバーは懸垂を選択。みんな久しぶりの懸垂下降で戸惑っているが何とかクリア。
滝が・・懸垂で降ります
再び大きな滝が現れたのでもう一度懸垂下降。ここでまるちゃんが指を切って出血したので応急処置。見た目よりひどく無くて良かった~。
またナメと
滝です
後は黙々と河原やを歩いたり平流を歩いたり。導水管の通っている滝が出てきたら二俣は近い。パイプを握って滝を降り、合流してからは巡視路を使って楽に車に戻る事が出来た。
導水管を掴んで滝を下って
凄い絶壁
帰りは巡視路を使って楽々
南紀ではマイナーな部類に入る天瀬谷川は想像以上に楽しい谷だった。小ぶりなのでこの時期に遊ぶのにもちょうどいい。いい遡行になりました。
2017年の沢登り。天気に負けて思うような遡行が出来なかったけど。最後の最後に思わぬ谷との出合、そして思わぬメンバーの参加でとても楽しい遡行になりました。終わりよければすべて良し、持つべき物は沢友、来シーズンもよろしくお願いします。ありがとうございました。
今回のコース