奥越 よろぐろ谷 2016.10.10
登っちゃいました
~刈込池P(16:10)
小尾根を乗り越して桧谷に入るとすぐに白滝が現れる。高くは無いが一枚スラブののっぺりした滝。前回は右から巻いて大きく時間をロスしたところだ。itaさんが直登を試みるもプロテクションが取れず断念。素直に左から巻く。
白滝
トライするも断念
左から巻き
白滝の上に降り立つとよろぐろ谷出合はすぐそこだ。入り口はショボイがすぐにナメが始まる。
白滝の上に降りる
よろぐろ谷はナメの谷
しばらく進むと2段の滝が現れる。先行Pに追いついたようだ。ん?どこかで見た事のある顔だなあと思ったら、京都のS君のパーティーだった。やっぱり沢の世界は狭いなあ。S君Pは左からトラバース気味に巻いているが泥壁で苦戦している女子がいる。聞くと今回沢デビューとの事。我々も後に続く。
S君パーティーに追いつく
いつも元気なFFさん
S君Pの突破方法を参考に
その上の滝、S君Pは滝の左を巻いていったが、滝登り大好きのitaさんが直登に挑戦するというので確保する。カムで支点を取り、バイルを駆使してするすると登ってしまった。しかもシャワー全開で。後に続いたがどうしても一手が足らず、ロープを掴んで登ってしまった。
どこでも登っちゃうitaさん
お、
無事抜けました
谷の傾斜はだんだん強くなって来る。時折ナメやポットホールが現れて楽しませてくれる。itaさんは温泉気分で何だか遊んでいる。
まだナメは続く
何遊んでんだか
この谷は地質が柔らかい(砂岩?)ようでこんな特異な渓相になるようだ。次に現れる10mの滝は掴む岩すべてがボロボロ崩れるので巻きを選択。
これはボロボロで撤退
谷はどんどん細くなってきてついに稜線に飛び出す。ぶながきれいな稜線には三の峰まで続く登山道があり、快適に歩いて行ける。登山道の途中で昼食。
だんだん細くなって来る
ぶなが美しい稜線
帰路は杉峠から桧谷に降りるのだが、地形図には乗っていない登山道が南側の尾根についているので利用する。踏み跡はしっかりしており、沢の下山路としては快適な部類。桧谷に出合所で再び谷歩きになる。
途中、懸垂下降を1か所するものの、あとは概ね簡単に下って行ける。特に濡れるのを気にしなくなったメンバーはナメを遊びながら下っている。寒くないのかな?
懸垂は1か所
ナメが広がる
いいね~
いいね~×2
どうやって下る?
遊びすぎ
再び白滝の上に出たら後は右岸の杣道を辿って入渓点まで、そこから小尾根を登り返して駐車場まで。鳩ヶ湯の営業時間には間に合わなかったので九頭竜温泉で汗を流して帰名。お疲れ様でした。
よろぐろ谷は変わった渓相で初心者でも楽しめる谷だった。水と戯れるともっと面白いので次に来る事があるなら盛夏にスライダーをしに来たいな。
今回の地図