鈴鹿 カニクチ谷~長谷~ソウスケ谷 沢登り 2013沢初め 2013.04.14
長谷大滝懸垂下降、すごい高度感
<メンバー>
山仲間 4人
<山域、形態>
<山域、形態>
<コース>
旧R421ゲート(7:55)~アイノ谷~旧R421(8:20)~カニクチ谷(8:35)~Y字滝(9:05)~右俣~県境稜線(10:15)~長谷下降点(10:55)~長谷~旧R421(11:45)~長谷大滝~ソウスケ谷出合・昼食(14:00~14:40)~ソウスケ谷~稜線(15:45)~砂山(16:00)~旧R421ゲート(16:40)
今年は4月に入ってから寒い日が続きなかなか沢初めに踏み切れなかったが、4月中旬になってようやくその気になって来た。メンバーはおなじみのEちゃんに去年から沢を始めたSクリームさん、今年沢デビューのWりばしさんの4人。I君は残念ながら欠席。
コースは去年I君が探検した宇賀川支流をめぐる物。カニクチ谷を遡り、長谷を下る。この辺りは国道421で寸断されているもののきれいな渓谷美が残るI君のお気に入りエリア。我々もさっそくトレースする事にした。
最初のアイノ谷は旧R421のゲートからすぐの谷。入口は「よくこんな所遡行しようと思ったな」と言う感じだが、中には立派な滝があった。I君の嗅覚は恐るべしだ。
アイノ谷の滝、予想外に立派!
すぐに旧R421にでる
カニクチ谷
谷沿いに旧R421を越えると立派な滝が現れる。これは一昨年のカニクチ谷下降の再に確認している。まだまだ水は冷たいので水流脇を登る。
旧R421を潜ると
立派な滝
ヘツリマスターのEちゃん
花崗岩の明るい渓相
敢えて水線を進む二人
しばらく行くとY字の滝が現れるので右俣に入る。(本当は左股が正解、後で気づいた)上流は土石流が流れた荒れたゴーロ。I君の記録と少し違うな~と思いながらも先に進む。
Y字の滝(右俣へ入ってしまった。予定は左俣)
滝の上から
土石流
ゴーロの先には山抜けの後に岩盤が露出した大きなナメ滝が現れた。I君の記録にも同じような滝があったので安心して先に進むと、その上もボロボロのゴーロ帯。傾斜がどんどんきつくなり、落石地獄になってきたのでモンキークライムで尾根に逃げる。少し登ると県境稜線に飛び出した。
山抜けの後に露出した大きなナメ滝
ボロボロでいやらしい
その上もガレ
雪が残っていた
県境尾根の踏み跡は高速道路の様に快適。竜ヶ岳を眺めながらのんびり歩いて長谷の下降点を探る。途中、石グレ峠からやって来たハイカーにどこから来たのか?とか質問されて困ってしまう。まあ、このエリアでヘルメットにガチャガチャをぶら下げて歩いている人もいないので無理も無い。
稜線、竜ヶ岳が見える
長谷はヤブも滝も無く穏やかな流れでロープも使わずに快適に下って行ける。小一時間で旧R421に着いた時にはまだ昼前だったので今回は楽勝だなあと思った。
長谷下降開始
クライムダウン
しかし、旧R421から谷に降りるには巨大なコンクリートの法面を降りなければいけない。すぐ下は大きな滝があるのが判っていたので、ここは練習を兼ねて懸垂下降で降りる事にする。今回懸垂が初めてのWりばしさんはかなり緊張の様子。
コクリート法面を懸垂下降
何とか4人降りた後はいよいよ長谷大滝の懸垂下降。なるべく下の立木を支点に30mロープを2本つないで降りる。下部がハングして判り難いが何とか下まで降りれそうだ。
長谷大滝懸垂下降
Eちゃん、Sクリームさん、Wりばしさんと下った後、いよいよ私の番。予想通り、下はハングしており、半分空中懸垂になってしまう。後で聞いたらEちゃんは水流の真下を降りてしまい、もろに水を浴びてしまったようだ。
下部はハング気味
長谷大滝
その後も堰堤を懸垂で巻き降りたり、腰まで水に使ったりと4月の初沢にしては盛りだくさんな内容で下降していく。右手に登山道(白滝神社から石グレ峠への点線)が平行し出すとソウスケ谷の出合は近い。
堰堤も懸垂で越す
時には腰まで入る
ソウスケ谷の出合いで既に14時。まだ昼食を摂っていなかったのでここで大休止。歴史に詳しいWりばしさんの鈴鹿の鉱山の話を聞く。おもしろい。
ここからは駐車地もすぐそこだが、せっかくなのでソウスケ谷も登ってみる事にする。最初はあまり期待していなかったが、次々と立派な滝が現れる。どれも直登出来るので楽しく、予想外の儲けものだ。
ソウスケ谷の滝1
ソウスケ谷の滝2 Eちゃんは寒いらしい
ソウスケ谷の滝3
直登出来るのが楽しい
滝を登るSクリームさん
最後にたっぷりと滝登りを楽しんだ後は砂山経由の登山道で下山する。稜線にはアカヤシオも咲いていていい締めくくりになった。最後は国道を歩いてゲートまで戻り、今年の初沢は無事終了。
皆さまお付き合いありがとうございました。今年もよろしくお願いします。
今回のコース