晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

木曽駒ヶ岳 聖職の碑コース 2016.10.02

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雲の上に出た

 

<メンバー>
サークル 3人

 

<山域、形態>
中ア ハイキング

 

<コース>
桂小場(6:30)~大樽避難小屋(8:30)~西駒山荘(10:20)~木曽駒ヶ岳(12:10~50)
~西駒山荘(14:15)~大樽避難小屋(16:00)~桂小場(17:30)

 

<天候>
雨のち晴れ


 10月の第1週は有給をとって裏剣から下の廊下縦走の予定だったが雨の為またしても中止。今年の秋は本当に雨ばかりだ。何とか歩けそうな日曜日に日帰りで行ける山は・・と考えてたどり着いたのが木曽駒ヶ岳。長距離縦走の代替としてはあまりにも物足りなかったので、距離があり、以前から興味のあった桂小場コースを歩いてみる。


 登山口についた時には雨がサラサラ降っていたが合羽を着て歩き出すと気にならない位の小雨に。気持ちのいい樹林帯と足に優しい柔らかな道を黙々と歩く、退屈だがトレーニングだと思えば苦にならない。

 

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雨の桂小場からスタート

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樹林の中を行く


 合羽はすぐに必要なくなる。大樽避難小屋、秋葉神社(?)を順調に通過し、胸突き八丁を上りきると稜線にポンと飛び出す。伊那側はずっとガスっていたが木曽側はきれいな青空が見えていた。

 

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大樽避難小屋

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稜線に出た


 思いもかけない気持ちのいい稜線歩きを楽しんでいると西駒山荘に到着。数年前に改築されたようでとてもきれいな小屋だった。隣の石室は冬季小屋として使えるようでいつか泊まってみたいと思った。

 

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稜線を行く

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西駒山荘

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石室

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中はこんな感じ


 ところで今回は同じく雨の為、横尾本谷から転進して来た別Pと頂上で会う為に少々がんばらないと行けないペース配分。休憩も程ほどに木曽駒ヶ岳の山頂を目指す。稜線から見下ろすカールの紅葉は何だか枯れてしまっているかのようでイマイチ。秋の天候不良の影響を受けているのだろうか。新田次郎の小説のモデルになった聖職の碑に手を合わせ、将棋頭山の山頂脇を通過する。

 

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遭難記念碑

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木曽駒ヶ岳を目指す

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紅葉はチラホラ

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青空がまぶしい


 木曽駒ヶ岳の頂上に近づくにつれガスに包まれだしたが、急ににぎやかになったと思ったらそこが山頂だった。ちょうど木曽福島から登ってきた別Pも合流でき、歓喜の握手。もう少し遅かったらすれ違っていたところだ。頂上で記念撮影&昼食休憩。

 

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ランデブー成功


 下山は当初ロープウェイ&タクシーで車回収を考えていたが、時間的にも体力的にも余裕がありそうだったので元来た道を戻る事に。頂上を離れると急に静かになる稜線歩きを楽しみながら西駒山荘で再び小休止。後はひたすら長い樹林帯の道を下り何とか暗くなる前に桂小場に到着。駐車場では最後の一台だった。

 

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来た道を戻る

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振り返ればガスの中


 今回、北アルプス遠征から一転、日帰り山行になってしまったが、歩き出せばやはりどこでも楽しいもんだ。往復20kmも少しは自信になったかも。同行して頂いたFFさん、Zみさん、ありがとうございました。