またしても敗退・・
<メンバー>
鈴鹿ハイキング倶楽部 5名
<山域・形態>
中央アルプス・積雪期登山
<コース>
1日目
駒ケ根高原スキー場(7:05)~林道終点(8:15)~池山小屋(10:00~10:30)~尻無(11:30)~Ca2160/撤退(13:45)~尻無(16:00)~池山小屋(16:50)
2日目
池山小屋(8:30)~林道終点(9:40)~駒ケ根高原スキー場(10:30)
<2022年12月の記録>
計画していた西穂西尾根は強風予報の為中止。転進先を昨年末に敗退した空木岳に設定し、リベンジに行きましたが見事の返り討ちにあってしまいました・・・。
スキー場駐車場からのスタートは前回とほぼ同じ、積雪量は年末よりも少な目で、先行Pのトレースもあり順調に池山小屋まで進みます。
スタート時は日差しもあったのですが
今日はいい天気のはずでは?
林道終点
池山小屋で小休止
天気はずっと曇りで小雪が舞う中、尻無へ登っているとスノーシューの男性の方が下山してきました。聞くと、小地獄の辺りは雪が硬くてピッケルが無いと怖いので撤退とのこと。
何だか嫌な予感がしましたが、マセナギに向かう途中で更に3人パーティーも撤退してきました。彼らは聞けば、難所の迷い尾根がどうしても超えられなかったとの事。今回はその対策もばっちり、コース取りも頭に入ってるので大丈夫と思っていましたが・・
マセナギから小地獄に差し掛かるとクラストした急斜面のトラバースの急登がずっと続きます。キックステップをしてもアイゼンの前爪しか刺さらないふくらはぎ拷問地獄・・
途中に設置してある階段や鎖場もクラストした雪で覆われ、ピッケルと前爪のみで登るしかない状態。その内、メンバーの一人が滑落。幸い木で停まったお陰で怪我をせずに済みましたが、このまま進むともっとひどい事故が起きるかもと思い、小地獄の鎖場の手前、Ca2160m地点で泣く泣く撤退を決めます。
何だか怪しくなってきた
どう厳しい?
撤退します
いやらしいトラバース
下りも前爪頼りのバックステップで、慣れないメンバーもいたので登りよりも時間がかかってしまいました。
バックステップを延々と
途中で力尽きるパロチン
過去2回の挑戦で難所と認識していなかった箇所が雪の状態によってこんなに難しくなるなんて・・ちょっと冬季空木岳、なめてました。スイマセン。
(1月21日以降、登頂の記録が上がっていなかったので不思議に思ってましたが、納得・・)
結局、年末のデジャブーのように池山小屋で宴会。ご飯が美味しかったのと、トイレに行くのに寒くないのが唯一の救いでしょうか。
今回も池山小屋宴会
ご飯は豪華
翌朝は雲一つない雪の稜線を眺めながら悔しい下山になりました。ちょっと敗退癖がついてきたので、3月は気合を入れて頑張ろうと思います。
翌朝は雲一つない・・
青空
快晴
北岳かな?
参加の皆さん、ありがとうございました。