晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

長次郎谷から劔岳 ① 2016.05.28

イメージ 1

 

<メンバー> サークル 7人

 

<山域、形態>
北アルプス バリエーションハイキング

 

<コース>
室堂ターミナル(11:30)~雷鳥沢野営場(12:45)~劔御前小屋(14:40)~劔沢野営場(15:45)

 

<天候>
曇りのち晴れ

 

「岩と雪の殿堂 剱岳」8年前に立山室堂で新田次郎の点の記を読んだ時から登るなら残雪の長次郎谷と考えていた。ただ、沢にのめり込んだらアルプスの残雪の時期はもう沢のハイシーズン。なかなかチャンスが無いままに今に至る。

 

 今年は自分の体力、技術、そして同行してくれるメンバー的にもチャンスだったので5月の最終週にサークルの仲間と挑戦する事に。前週に穴毛谷で雪渓トレーニングも終え、意気揚々と立山に乗り込む。

 

 ケーブルカー、バスを乗り継いで室堂まで。記録的な寡雪のせいか雪の大谷はとてもショボかった。ここは日本?と思うほど外国語が飛び交うターミナルを抜けると5月とは思えないほど雪の無い立山三山が目の前に飛び込んでくる。何だかガスに包まれてぱっとしない雰囲気だ。

 

 

 

 

 今日は剣沢野営場まで行くだけなので途中で昼食を摂った後、のんびりと歩き出す。雷鳥沢野営場の雪も少なく、なんとキャンプ場の真ん中に川が出来ていた。

 

 

 

 雷鳥坂の登りは今日一番の核心。2泊のテント装備はやっぱり堪えるなあ。ふうふう言いながら登っていると雷鳥がお出迎え。

 

 

 

 

 

 

 

 劔御前小屋まで来ると青空が見え始める。北側は晴れていたんだなあ。劔岳を眺めながら雪渓を下る。何だかワクワクしてくる。

 

 

 

 

 

 劔沢野営場は他に単独の方のテントがあるのみ。診療所の前の雪の無い平坦地にテントを張る。雪上テントを心配していたメンバーもこれなら大丈夫だろう。

 

 

 青空の中に浮かぶ劔岳を眺めながら明日のコースを目で追いかけるが良く判らない(見えない)。天気は明日の午後から崩れて来る予報。何とか晴れているうちに頂上までたどり着きたいものだ。

 

つづく