晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

台高 ヌタハラ谷 台高の名渓でサワトレ 2015.05.10

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ヌタハラ谷 不動滝

<メンバー> サークル 5人+1

<山域、形態> 台高 沢登

<コース> ヌタハラ林道(8:00)~夫婦滝下(9:20)~不動滝下(12:45~13:30)
    ~ヒキウス平(15:50)~ヌタハラ谷右岸尾根~ヌタハラ林道(17:50)
    
<天気> 晴れ

 2015年沢登りの第2弾はサークルのメンバーと台高のヌタハラ谷。ここ1~2年で沢登りを始めたメンバーに台高の沢のスケール大きさを知ってもらおうと企画した。私自身は3回目で新鮮味も無いが、人を案内する時はついつい外れの少ない無難な所を選んでしまう。

 スメールに集合し、ダムの奥の林道をゴトゴトと進んで行き、ヌタハラ谷沿いの最初のカーブの所に車を停め、入渓。


 最初はちょっとしたゴルジュだが厳しい場所も無く、快適に超えて行く。天気は最高で日差しが谷の奥まで届くので新緑がとてもまぶしい。






 2012年の台風で崩壊した斜面を見上げながら谷を進むと夫婦滝の下にでる。ここからは下段しか見えないので、右岸から巻き上がろうかとも考えたが、定石どおり左岸の壁を巻くことにする。



 二人一組でロープをつなぎ、スタカットで登って行く。最初は傾斜が強くで少しビビったが、木の根のある所まで上がればホールドは豊富で問題ない。傾斜がゆるくなってくると踏み跡のもあり、ほどなく滝上に出る。途中で上段の滝が見えたが木が生い茂ってうまく写真は撮れなかった。



 途中、小滝を直登したり、ロープワークの練習をしながら進んで行くとこの谷のメインイベントの不動滝が現れる。最近雨が少ないせいか少し迫力不足だ。滝を見ながら昼食を摂った後は中段で記念撮影。







 左岸の杣道から不動滝を巻き上がると、谷は一層癒し渓の雰囲気を増してくる。今日は右岸尾根を使って降りる予定なのでヒキウス平方面の支流に入る。稜線間際まで滝があったので懸垂下降の練習をする。




 たっぷり遊んだ後はひと歩きでヒキウス平に飛び出す。すでに夕方近くになっていたので、休憩もほどほどにヌタハラ谷右岸尾根を下山する。



 ヌタハラ谷右岸尾根は崩壊の激しい痩せ尾根区間があり、少々歩きにくいが、桧塚奥峰経由で行くよりもずいぶんと近道が出来る。最後は2時間ほどで林道に降り立つことが出来た。


 例年、春先は鈴鹿の沢に行くことが多かったがちょっと趣向を変えて、南紀、台高の有名どころを攻めてみた。これでみんながどんどん沢好きになってレベルアップしてくれるといいんだけどなあ。

 参加のみなさんありがとうございました。