金木戸川 打込谷 念願の北ア沢旅 2日目 2014.09.14
仙ノ淵で泳ぐI君(京都S稜倶楽部)
<メンバー>
サークル 4名
<山域、形態>
<コース>
泊地(7:10)~仙ノ淵(10:00)~二股Ca2030(15:40)~右股Ca2100・泊(16:30)
朝、出発の準備をしているとS稜Pが追い抜いていった。この後、S稜Pとはずっと前後しながらの遡行になる。
我々を出発すると直ぐに良く写真に出てくるゴルジュが現れる。真夏なら泳いで突破も有り得るが今はもう9月、大人しく巻くのが正解だろう。丁度S稜Pがロープを出して巻いている途中だったので見学休憩。
いきなりゴルジュ
朝一からの泳ぎは勘弁なので巻く
念の為、ロープを出して
ゴルジュの巻は思ったより簡単であっさり越えられた。谷は厳しいところは無いものの小難しい箇所が続く。水温が低く積極的に水線を責められないのもあるだろう。この辺りは遡行記録にもあまり出てこ無いので想定外に苦戦した。
飛び石が苦手なFさん
苦戦中のS稜パーティー
日が差し込むと気分も明るい
出発から3時間で仙ノ淵に到着。ここも右岸に踏み跡があるので越えるのは難しく無い。巻道の取り付きを探しているとS稜のI君が泳ぎ出した。いやーすごい。でも真似したく無いなあ。
仙ノ淵 左から巻
泳ぐI君(水温は・・・)
続く10m滝は左側を直登。ここで初めて腰まで水に浸かった。支流を幾つか分けて進んでいくと前方に雲に覆われた稜線がチラチラ見え始める。うーん、あそこまで行くのか。遠いなあ。
続く10mはサクッと直登
支流を分けて
稜線はガスの中
やがてゴーロは終わり、滑地帯に入ってくる。時には水線横を直登、時には草付の斜面を巻いて進んで行く。重荷のせいで思ったよりも距離を稼げず、GPSで現在位置を確認したらどうも今日中に稜線まで行くのは厳しそうな事が判明した。
滑地帯に入る手前でポーズ
草付きの巻はけっこう怖い
滑地帯に入ってきた
水線は厳しいかな
標高2000m付近の二股に到着したのは15時を回っていた。ここから稜線までは3時間を見ておいた方が固い。明日の事を考えると少しでも先に進んでおきたい所だが・・。結局、無理して稜線に上がるより、今日も焚火で楽しい夜を過ごそうという事で意見が一致した。
二股を右に少し進み、またしても狭い平地を見つけてテントを張る。薪が乏しく、節約しながらの焚火となったが暖を取り、服を乾かし、食事を摂るまでは持ってくれた。
二股が見えてきた
二股、S稜はここで泊らしい
右股を少し進んで
今日も焚火が出来ました
今日も3テンで4人の寿司詰め状態だが、例によって温かく疲労もあってぐっすりと眠ることが出来た。さあ、明日も頑張るぞ。
3日目に続く