晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

安楽川 矢原川本谷 修験の谷でシャワークライム 2014.07.05

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鈴鹿最大の下不動滝

<メンバー> 鈴鹿ハイキング倶楽部 4名+1

<山域、形態> 鈴鹿 沢登

<コース> 坂本集落(8:15)~林道~矢原川(8:50)~下不動滝前衛滝(9:40)
    ~下不動滝落ち口(11:10)~上不動滝・昼食(11:25~12:05)
    ~仙鶏尾根(13:15)~P778(14:00)~坂本集落(14:55)

<天気> 曇りのち雨

 7月にはいってもまだまだ梅雨の真っ盛り。それでもどうせ濡れる沢登り。降水確率40%~50%、土砂降りじゃないなら中止にする必要は無い。今週もサークルメンバーのレベルアップの為、鈴鹿の沢に出かける事にする。

 坂本集落の駐車場に集合し沢装束に履き替え出発する。今回はシュークリームさんも久々の参加。3月の花粉沢登り依頼だ。

 最初の林道はヒルの襲撃をかわす為に早足で通過する。入渓後は右俣、中俣と見送って左俣(本谷)に入る。水量は梅雨とあって若干多めだが鈴鹿の沢はこれくらいがちょうどいいかも。出てくる滝はどれも簡単に越えられる。




  下不動滝の前衛20m滝に到着。ここは通常、左側の急斜面を残置ロープ頼りにいやらしい巻きになるのだが、今回は直登に挑戦する。

 水しぶきを浴びながら中央のリッジに取り付く。下で見ているより傾斜があるが、適度にホールド、スタンスがあり、水しぶきさえ気にしなければそれなりに登っていける。さすがに上部ではフリクション頼りにエイヤっと登るところがあったが何とかクリア。落ち口の立ち木に支点に後続を確保する。






 続いて現れる下不動は水量も多く圧巻の眺め。記念撮影の後、右から巻く。上不動滝までも出てくる滝は全て直登。楽しい区間だ。







 上不動滝まで上がってくると急にガスで視界が悪くなる。急いで昼食を摂り遡行再開。上不動滝は左側の登山道を使って巻く。


 上不動滝の上は雲の中に入ったのか、夕方のように暗くなって雨もぽつぽつ降ってきた。小滝が次々現れて楽しい区間だけど皆黙々と登っていく。



 稜線に上がる直前に古いそま道を見つけトラバース。適当なところで県境稜線(仙鶏尾根)に乗り、後は本谷と中俣の中間尾根を歩いて坂本集落まで。林道を歩いていると雨が本降りになってきたので駆け足で下山する。駐車場で入念にヒルチェックをしたら、各人それぞれ数匹取り付いており、献血被害は二人だった。




 雨のなか参加いただいた皆さんありがとうございました。

終わり