晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

鈴鹿 仙ヶ岳 春爛漫、修験の道を辿る 2013.04.13

アスレチックだなあ~(仙ヶ岳南尾根)

 

<メンバー>
サークル 9人
      
<山域、形態>
鈴鹿、ハイキング

 

<コース>
坂本棚田P(9:05)~矢原川(9:50)~一ノ滝(10:45)~下不動滝(11:50)~宝印のコバ(12:45)~不動明王祠・昼食(13:05~14:05)~仙ノ石(15:15)~仙鶏尾根~野登山林道(16:45)



 仕事のトラブルも一段落。気温も上がり、桜もいつの間にか散ってしまった。うかうかしていると春を楽しみ損ねてしまうので、鈴鹿でのハイキングを企画する。
 
 行き先はちょっぴりアスレチックな矢原川から仙ヶ岳。花や新緑に若干早い今の季節はコースそのものの面白さを楽しむ趣向。ただ、参加者に小学校6年生(カオリちゃん)がいるので念の為、野登山の山頂近くに車をデポし、下山時間の短縮を図る事にした。

 

 出発地点の坂本集落は棚田に水を引き、今まさに田植えの準備中だった。水で満たされた田んぼでは気の早いカエル達がもうゲコゲコ言っている。

 

田植えを待つ坂本の棚田

 

 林道を歩き、林道がカーブしている所から矢原川へ降り立つ。久しぶりなので少し下流側に降りてしまった。河原にはミツマタがきれいに咲いていた。

 

矢原川にはミツマタが咲いていた

 

 川沿いに着いた踏み跡を辿って矢原川を遡って行くが、道が不明瞭だったり渡渉があったりでなかなかペースが上がらない。そうこうしていると最初の難関、一ノ滝に着いた。

 

川沿いの道を行く

滝が出てきた

 

 最初は残置ロープの架かっている滝の左側を登ればいいと思い取り付いて見たらとても小学生が登れるところじゃなかった・・。大人3人は何とか引っ張り上げたが、後は大きく巻いてもらう。巻いた後も谷に復帰するのに一苦労でとても時間がかかってしまった・・・反省。

 

一ノ滝、巻きが渋い

 

 何とか歩行を再開し、下不動滝(大滝)を見物しながら滝の右側を巻き。巻き道も不安定なトラバースがあり、ここもカオリちゃんにはずいぶんと怖い思いをさせてしまったようだ・・反省。

 

下不動滝

 

 上不動の滝を巻きあがり、宝印のコバを過ぎると一通り難所は過ぎたので一安心。急な尾根に取り付くと南尾根の末端、不動祠にようやく着く事ができた。

 

宝印のコバ

 

 時間は予定をかなりオーバーしていたがお腹が空いていては歩く事が出来ないのでここで昼食にする。ちょっと祠を占領しちゃった感があるが、時間も遅いのでもうそれほど登ってはこないだろう。怖い谷道で半べそ状態だったカオリちゃんも少しは元気になってくれただろうか。

 

鈴鹿南部の展望(新名神が見える)

気持ちいい~

祠の前でお昼

&昼寝

 

 たっぷりとお腹を満たし、展望を楽しんだ後はいよいよ仙ヶ岳に向けて南尾根を登る。アスレチックな岩峰が次々と現れて飽きないコースだ。ただ、疲れてくると偽頂上に何度も騙される事になる。

 

南尾根はアスレチック1

南尾根はアスレチック2

本当に仙人でもいそうな感じ

いくつもピークを越える

ギザギザの南尾根

 

 えっちらおっちらと高度を上げて行くとようやく仙ノ石が見えてきた。最後の登りも狭いクラックに体を潜り込ませるアスレチックコース。出発から6時間でようやく仙ノ石(西峰)に到着だ。

 

仙ノ石(西峰)はもうすぐ

絶景~

最後の登り

仙ノ石

 

 もう遅い時間なので東峰はパス。車をデポしてある野登山に向かう。仙鶏尾根はアップダウンのあるザレた尾根だが、今までのコースに比べるとそれほど厳しいと感じなかった。途中、早咲きのアカヤシオがきれいに咲いていた。

 

仙鶏尾根から野登山へ

アカヤシオが咲いていた

 

 植林の斜面を登り返すとようやくゴール。みんなよく頑張りました。アンテナの所にデポして車に乗り込み、楽ちんの下山。野登寺の見物は次回間でとっておく事にしよう。

 

 変化に富んだ鈴鹿南部の良コースだったが、小学生にはちょっときつかったかも。怖い思いさせてごめんね。大人の皆さまはこれに懲りずまた参加してください。