晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

釈迦ヶ岳 雨中登山講習会 2014.04.20

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  庵座大滝

 

<メンバー> サークル 6名

 

<山域、形態> 鈴鹿 講習会

 

<コース> 朝明P(8:15)~安座滝道~安座大滝(9:20)~松尾尾根の頭(11:00)
    ~釈迦ヶ岳(11:10)~昼食・講習(11:20~12:30)~中尾根~朝明P(14:20)

 

<天気> 小雨

 

 去年から三重岳連の遭対に参加し、鈴鹿の遭難防止に何か役立てないかいろいろと考えている。まずは自分のサークルのメンバーからと言う事で、地図読み+αの登山講習会を計画した。あいにくの空模様だったが、参加メンバーの熱意に応え少雨決行で朝明Pに集合。こんな天気でも結構車が停まっていたのには驚いた。

 

 合羽を着込み小雨の中スタート。駐車地から尾根を一つ越えて安座谷コースにはいる。この谷も2008年の豪雨でかなり荒れてしまったが今は真新しい堰堤が作られ登山道も整備されている。

 

 

 

 まずは歩きながら地図読みの練習と言う事で、現在地の確認を15~30分置きに行う。登山道を歩いているので道に迷う心配は無いが、さあここはどこでしょう?と聞いてもすぐに答えるのは難しい。1時間も歩くと庵座滝に到着。山肌を彩るミツバツツジとガスで神秘的に見える。

 

 

 登山道はしっかりと整備されているが、谷はやはり荒れたまま。昔あったパイプ堰堤は判らず仕舞いだった。二段の滝を越え、高度を上げて行き、尾根に取り付く。天気が良ければ大陰のガレが見えるのに今日は何も見えない。

 

 

 

 

 

 

 松尾尾根ノ頭の手前でシミュレーション。「今ここで誰かが骨折して歩けなくなったらどうする?」メンバーに問いかけて見るがすぐに答えは出てこない。こういうのは普段から考えておく事が大切だ。松尾尾根ノ頭はこんな天気にもかかわらずたくさんの登山者がいてびっくり。

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松尾尾根ノ頭(今は白毫?)は人がいっぱい

 

 釈迦ヶ岳山頂を踏んでハト峰分岐で昼食。丁度雨も止んでいたので、ツエルトの使い方、ザックを利用した搬送方法を説明する。すぐには活用出来ないけれど、こういうのがあったなと知っているだけでも違うと思う。

 

 

 

 下りは仕事の早い中尾根を使う。終始小雨がぱらつくので返りは地図読みもそこそこに一気に下山。2時間かからずに朝明るPに到着した。

 

 

 

 自分で地図を読み、コースを考える事が出来れば山の楽しみももっと広がると思う。トラブルに対する備えが出来ればそれだけ安心して行動出来るだろう。そういう登山者がもっと増えれば、山の事故ももっと減ると思う。そうなるようにこれからもいろいろと頭を悩ませようと思っている。