晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

宇賀川 カニクチ谷から天狗谷周回     2014.08.15

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  霧の中に佇む大滝

 

<メンバー> 鈴鹿ハイキング倶楽部 3名

 

<山域、形態> 鈴鹿 沢登

 

<コース> 旧R421ゲート(8:15)~旧R421~カニクチ谷入渓(8:40)~Y字滝(9:35)
    ~稜線(11:55)~天狗谷右股左岸尾根~天狗谷~旧R421(15:30)
    ~旧R421ゲート前(16:00)

 

<天気> 曇り時々晴

 

 どうも今年の夏は天候がおかしい・・。三重県に大雨をもたらした台風11号が過ぎたと思ったら早すぎる秋雨前線が日本列島の上に停滞。しっかりとお盆休みを取っていたのに予定していた山行はことごとく中止。

 

 そんなメンバーは他にもいたようで、小雨でも大丈夫な鈴鹿沢登りを急きょ企画するといつものメンバーが名乗りを上げてくれた。まあ、家でゴロゴロしているよりも何倍もマシなので出かける事にする。
旧国道のゲート前に車を止め、最初は道路をテクテク歩く。カニクチ谷と天狗谷が出会うあたりで入渓する。

 

 カニクチ谷は白い花崗岩の明るい谷、フリクションも快適で出てくる滝は簡単に登ることができる。道路を越えて最初の大きな滝はロープワークの練習を兼ねて紐を引いて登る。

 

 

 

 Y字滝を左股に進むとここから先は未知のエリア。きれいなナメ滝の先には10~15mクラスの滝が4つ程現れる。どれも簡単に直登できるので滝登りのいい練習になった(ただ岩質がもろいので注意が必要)。最後はガレを詰めて稜線に飛び出す。

 

 

 

 

 

 

 

 

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これは左から登ってバンドをトラバース

 

 

 

 

 

 

 

 稜線では雲が晴れて予想外の青空。来られなかった仲間をうらやましがらせようと記念に空の写真を撮影。

 

 

 下山は天狗谷を下る。ただ、天狗谷本流の上流部はゴーロ主体なので途中までは右股の左岸尾根を下っていく。下るにつれ傾斜が急になってきたので河原が見えたあたりから懸垂下降。降り立った支谷には初めて見る大滝が隠れていた。

 

 

 少し下るとそこは天狗谷F4(旧国道から数えて)の上。4つの滝は練習を兼ねて懸垂下降で下る。今回、懸垂が初めてのYっさんはすぐに慣れたが、何回もやったことのあるFFさんは中々ロープのセットが覚えられない・・(しっかり復習お願いします)。

 

 後は旧国をテクテク歩いて車に戻る。途中FFさんのヘルメットに赤とんぼがとまっていた。もうすぐ秋だなあ。

 

 

 

 

 

 

 天狗谷左股は短時間で滝登りを楽しむには丁度いい。全体的なバランスは隣の天狗谷よりもいいかもしれない。興味を持たれた方は是非訪れてみてください。