晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

北アルプス 白馬三山縦走と白馬鑓温泉 両手に花の温泉山行② 2013.09.21~23

御来光、こんなにきれいな朝焼けは久しぶり

 

<メンバー>
サークル 3人

 

<山域、形態>
北アルプス ハイキング

 

<コース: >
白馬頂上宿舎キャンプ地(5:00)~P2768.御来光(5:10~5:40)~杓子岳(6:45)~白馬鑓ヶ岳(8:00)~白馬鑓温泉分岐(8:35)~白馬鑓温泉(10:30)

 

<1日目の記録>
 今日の予定は白馬鑓温泉まで。行程は5時間程度で楽々なのだが白馬鑓温泉は超人気スポットの上にテン場が狭い。上手くテントが張れなければ激混みの小屋に泊まるか、温泉だけ入って下山すると言う事になりかねない。少しでも希望があるようにという事で3時に起きる。

 

 簡単に朝食を済ませ、テントを撤収すると5時前になっていた。既にたくさんのテントが撤収にかかっている。(もう出発しているパーティーも)

 

白馬山荘とテン場

 

 歩き始めるとすぐに空が明るくなってきた。せっかくなのでP2768で御来光を待つ事にする。空には少しだけ雲が浮き、朝焼けには最高のコンディション。やがて雲が茜色に染まり目の前に素晴らしい光景が広がる。昨日バテバテだったG嬢もすっかり気分を良くしたようだ。3人で記念撮影をし、ピンク色に染まる登山道を杓子岳に向けて出発する。

 

夜明け前、パノラマで

御来光

3人で記念撮影

朝焼けの中出発

靄が晴れてきた

 

 杓子岳へはザレタ斜面を登るとあっという間についてしまった。馬の背の様になった稜線を進むと白馬鑓の向こうに唐松岳鹿島槍ヶ岳などの後ろ立山連峰の峰々が見え隠れしている。

 

杓子岳頂上直下

ここから稜線歩き

切れ落ちているねえ

 

 白馬鑓へは一旦大きく下って再び登り返し、富山側に目をやると切り立った長野側の風景とは対照的なたおやかな景色が広がっている。頂上だと思ったピークは偽物で本当の頂上はもう少し先だった。

 

富山側の景色

白馬鑓への登り返し

 

あと少し

 

 白馬鑓の頂上まで辿り着くとそこには絶景が広がっていた。北に目をやれば白馬岳、杓子岳の荒々しい稜線が、南に目をやれば後立山の山々の向こうに槍、穂高などの北アルプス中央部の山々が見える。うーん、すばらしい。

 

パノラマ(白馬岳方面)

パノラマ(唐松岳方面)

白馬鑓ヶ岳頂上

今日歩いてきた道

これから行く道

 

 巨大な採石場の様な斜面を下ると、鑓温泉分岐はすぐだった。ここからはいよいよ鑓温泉に向けて下降を開始する。距離は大した事無いのにコースタイムは2時間半だ。たくさんの下っていく人の列に混じってゆっくりと高度を下げて行く。

 

白馬鑓を振り返る

下って行く人がたくさん

 

 途中、色づき始めたナナカマドなどを見ながらのんびり歩くが、さっきまで絶景の稜線を歩いていたので少々退屈する。やがて樹林帯に入り、鎖場を下ると雪渓の残る沢の先にようやく白馬鑓温泉が見えてきた。

 

何となく秋の空

鎖場を過ぎると

小屋が見えた

雪渓

 

 時間はまだ10:30だが、小屋はたくさんの人で賑わっている。急いでテントの受付をすると、「今日はかなり混むので詰めて張ってください」との事。という事はまだ空いている?

 

 テン場を覗くとまだ数張り。よし、これで今日の昼寝三昧、温泉三昧は決定。なるべく平らな場所を選んでテントを張り早速露天風呂にGO、女性陣は明るいうちはさすがに抵抗があるので内湯に入るようだ。

 

 風呂に入ってビールを飲んだら湯あたりしたのか頭痛がしてきたのでテントでひっくり返る。テン場は12時にはいっぱいになってしまい、斜面や通路にテントを張るパーティーが続出。若者グループがまるで宴会のように大騒ぎしている。温泉はいいけど、こういう騒がしいのは苦手だなあ。

 

テン場は超満員(足の踏み場も無い・・)

露天風呂はテン場から丸見え

 

 頭痛は夕方まで続いたので女性陣に夕食を作ってもらい、出来たら起こしてもらうという、普段では考えられない待遇に甘えながらテントでうとうと・・。たまにはこういうのもいいなあ。
 
夜7時には露天風呂が女性用に変わるので女性陣は張り切ってお風呂に入りに行った。その頃には頭痛もかなり引いてきたのでテントの外でのんびり。

 

夜は好天だったが月が明るいので星は少なかった。もう一度月見風呂を楽しんでから寝袋にもぐりこんだが、昼寝をしすぎたのでなかなか眠れなかった・・。

 

今日のディナー

 

<3日目へ続く>