晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

大峰 芦廼瀬川 沢登り 大峰の名渓再訪① 2013.07.13

 

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力泳中

 

<メンバー>
山仲間 2人

 

<山域、形態>
大峰 沢登

 

<コース>
七㤗ダム(9:00)~七㤗滝(9:15)~槇滝(9:30)~焼嵓淵(12:05)~8m滝(13:00)~狼返しの滝(15:40)~堰堤(16:40)~林道入り口(17:00)
 
<天候>
晴れ

 

 海の日の三連休。今年は早々に梅雨が明けたのでアルプス遠征も狙っていたのだがどうも天候が思わしく無い。そこで、太平洋高気圧の勢力下にある紀伊半島に遠征に行く事にした。場所は本流遡行が楽しめる大峰の芦廼瀬川。3年前に一度遡行した事があるが、相棒のmichi君は初挑戦。泊まり装備で泳ぎを多用する沢に行くのはお盆遠征の前哨戦を兼ねている。

 

 金曜の夜に車を走らせ、熊野本宮大社の近くの道の駅で車中泊。新宮経由で4時間と少し、やっぱり遠いなあ。朝方は雨がぱらついたが心配する程ではないと判断し、小川へ向かう。

 

 遡行終了点に車をデポし、七㤗ダムから入渓。三連休なのに遡行者は我々だけのようだ。空は曇りがちだが大迫力の七㤗の滝を見るとテンションが上がって来た。水量は前回よりも少なめかな。

 

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七㤗ダムから入渓谷、ここまで遠かった・・

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七㤗滝(水量は少なめかな)

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スケールが大きい

 

 七㤗滝は右岸の巻き道(滝見道?)から簡単に巻く。保色の滝を越えると槇滝が大迫力で滝壺に水を落としている。michi君は登れるかな?なんて言って偵察に行った到底無理。水量少なめでこの迫力、さすが本流だ。右岸の壁をちょっといやらしい登りで超えると下流から続く立派な道に合流したので、その次の滝と一緒に巻いてしまう。

 

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巻きは簡単

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保色滝

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槇滝(右岸から巻き)

 

 槇滝を過ぎると流れは穏やかになり、泳ぐシーンも増えてくる。幸い水量が少ないせいか、激流の渡渉なんてケースは全く無く、淵も瀞も簡単に泳いで進める。いつの間にか太陽も顔を出し、水の色はきれいなコバルトブルーに輝いている。フジネ、百閒嵓と名所があったようだが、何となく通過してしまった。
 

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泳ぐ箇所が増えてきた

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さあ、どこから行くか

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美しいブルー

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水量少なめでこの迫力

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中は通れないなあ

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泳いで右の岩を越える

 

 どんどん泳いでどんどん歩いて行くが、渓相が単調なので現在位置を見失いそうになる。ちょっと飽きてきたかなあと思ったら中盤の見どころ、焼嵓淵が見えてきた。時間は正午過ぎ、谷底まで太陽の日差しが届いて水がキラキラ輝いている。ここも岸をヘツル事無く普通に泳いで遡れた。この谷の難易度は水量によって全く変わってしまうのだろう。

 

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焼嵓淵

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また泳ぐ

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泳ぎながら撮影

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中州に上がるmichi君

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泳ぐ私(michi君撮影)

 

 焼嵓淵出口の8m滝は左側から簡単に登れる事は前回で分かっているので、手前の中州で一息いれたらすぐに泳ぎ渡る。michi君も私も泳ぎは苦にしないので、水の中では一回もロープを出さずに済んでいる。時間的にも非常に順調だ。

 

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出口の滝は左から(簡単)

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まだまだ泳ぐ

 

 大きな釜(プールのよう)を持つナメ滝を左岸の岩から乗り越すといよいよ核心部の8m滝が見えてくる。でもなんだか前回と様子が違うようだ・・。

 

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この岩を乗り越すと・・

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核心の8m滝が見えた・・ん?
 
つづく