鈴鹿 愛知川本流 沢登り 鈴鹿の夏はやっぱりコレ! 2012.08.18
やっぱこれだね~ スライダーの滝
<メンバー>
サークル+山仲間 7人
<山域、形態>
<山域、形態>
<コース>
神崎川発電所取水堰堤(9:00)~S字峡(9:25)~白滝谷出合(11:00)~天狗滝(11:40)~昼食~七丈淵(スライダー)(13:45)~天狗滝(14:10)~白滝谷出合~ツメカリ谷出合(16:10)~林道へ避難(16:40)~取水堰堤上林道(17:30)
結局、鈴鹿の日帰り沢2本で終わってしまった今年のお盆休み・・。でもラストはサークルの初心者沢企画で愛知川だ。最初は赤坂→ツメカリの予定だったが、下見の結果、よりアトラクションの多い愛知川本流遡行に変更する。
パーティーは沢初心者が5人いたのでEちゃんに助っ人をお願いする。総勢7人の賑やかな遡行になりそうだ。
ニコニコ顔でスタート
取水堰堤の上からスタート。最初のゴーロ歩きは恐る恐ると言った様子だったが、水が現れると真っ先に泳ぎだすEちゃんを見てみんなも泳ぎだした。Eちゃんは本当にいいムードメーカーだなあ。
堰堤上に降りる
もう泳いでる・・
水量は少な目なのでずいぶん気が楽だ。最初の滝も右から巻き、S字峡も水線突破。難しそうな所はロープを出して後続を引っ張り上げる。
滝場が現れる
S字峡も泳いで突破
難所はロープを出す
シャコ貝岩の上で
世間ではまだ夏休みなので子供連れのパーティーもちょこちょこ見かける。真っ黒に日焼けした子猿が岩の上から淵に飛び込んでいる。我がパーティーも河原があるのに水と見れば泳ぎ出すほど馴染んできた。(後でバテルよ~)
子供も元気いっぱい
泳ぐのにも慣れてきた
水深の復活した白滝谷出合い上のゴルジュからは、このコースの核心部。水にもぐり、淵に飛び込み、ワイワイと楽しく遡行する。やっぱり夏の愛知川は大勢で遊ぶのが楽しいなあ。
白滝谷出合の廊下、水深が戻っている
泳ぎが上手い
飛ぶのも上手い
天狗滝の淵もすっかり復活していた。クロオさんが直登に調整していたが、滝下に入るのに苦労しているようだった。(流芯近くの水面下にスタンスがあり、上手く見つけられれば楽勝)
天狗滝
離水に苦労している
今日の水量だとみんなにも直登を楽しんでもらえそうだったので、ロープを引いて滝下へ行く。さすがに6人も引っ張り上げるのは大変で、一度は下から引っ張られて一緒に滝壺に落ちてしまった・・。
滝下で仲間を引っ張る
天狗滝の裏から
ダイブも楽し
全員、無事天狗滝を直登し、淵で飛び込んで遊んでいると遠くでゴロゴロと鳴りだした。雨の中でお昼ご飯を食べるのもつらいので昼食にする。
7人もいるとソーメンを茹でるのも大変。吹きこぼれに注意したり、水加減に注意したり、その中で自分の食べるのを確保したり・・。次回は全部茹でてから食べるというスタイルにした方がいいかもしれない。でもとても美味しかった。
お昼はソーメン
昼食の後はスライダーの滝(七丈淵の夫婦滝)。ここもすっかり水深が復活していてうれしい限り。2条の滝のそれぞれでスライダーを楽しむ。さすがにずっと水につかっていたので少々寒くなってしまった。
夫婦滝(スライダーの滝)
これをしないと
更にもう一回
2回目は初心者コース
帰りももちろん水線通し。天狗滝も全員無事ダイブで超え、後は流れに乗ってドンブラコ。みんなすっかり慣れたようで、Gさんは流れに乗って上手く下るコツを覚えたようだ。
帰りはらくちん
天狗滝はダイブで(怖がるCさん)
順調に泳ぐ
漂うGさん
ところがツメカリ谷出合を過ぎた辺りから雲行きが怪しくなり、轟くような雷鳴と大粒の雨。少し先にはS字峡が見えているのでこのまま進むか思案していると、稲光の一瞬後に轟音が!近いな~。この雷でエスケープを決め、少し戻った場所から踏み跡を辿って林道に逃げる。
ん、雨?
あっという間に土砂降り
踏み跡も水が流れて沢の様になっており、林道も川の様になっていた。林道上から見た愛知川は茶色い濁流になっていて、もう少し判断が遅かったらえらい事になっていたな~。
急いで林道に避難
濁流に変わっている
車に戻っても着替える事も出来ない程の雨だったので、ずぶ濡れのまま車に乗り込み、宇賀渓まで移動。三重県側は小雨程度だったので無事着替える事ができた。後で調べたら、あの辺りは2時間で100mmの雨を記録していた。ゲリラ雷雨の恐ろしさを改めて実感した。
神崎橋からの眺め・・恐ろしい
最後はハプニングがあったが、事故も無くみんなで楽しい遡行をする事ができ、いい一日だった。これで、沢好きが増えてくれるといいんだけど。参加してくれたみなさんありがとう。