晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

大峰 芦廼瀬川 沢登り 大峰の名渓再訪② 2013.07.13

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核心の8m滝を偵察するmichi君

 

<メンバー>
山仲間 2人

 

<山域、形態>
大峰 沢登

 

<コース>
七㤗ダム(9:00)~七㤗滝(9:15)~槇滝(9:30)~焼嵓淵(12:05)~8m滝(13:00)~狼返しの滝(15:40)~堰堤(16:40)~林道入り口(17:00)

<天候>
晴れ

 

 良く見ると核心の滝の手前の淵には砂利が堆積しているようだ。まずは近くに行って様子を見ようという事で、えいやっと泳いで中州まで行く。

 

 砂利が堆積しているが流芯には水が滔々と流れており、深い淵は健全だ。ただ、水量が少ないせいか取り付きの岩は高くなったように見える。

 

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いざ、核心へ向かう

 

 セオリーは岩の凹部に取り付くのだが、この水量だったら裏から行けそうだとmichi君が偵察に向かう。うん、何とかなりそうだ。新品の靴でフリクションに自信の無いmichi君に変わり私がトップで行く。

 

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偵察するmichi君

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先陣は私が

 

 ザックは外してライフジャケットを装着。水流に逆らって岩の裏に取り付くとそこはなだらかな傾斜で簡単に取り付く事が出来た。1段上がってザックとmichi君を引き上げ、更に其処を起点にクラック沿いに斜上する。岩は相変わらずヌメヌメだが、ベタ打ちしてある残置ハーケンにスリングをかけて手掛かりにする。何とか滝上の岩をトラバースし、michi君を引き上げで難所をクリア。所要時間は30分。前回は3人で3時間だったので大いなる進歩だ。(まあ、答えがわかっているから当然かもしれないが・・)

 

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今回は30分で通過

 

 核心を抜けたらあとはもう難所も無いのでのんびりと遡行していく。最初は曇りがちだった空も青空が広がり、水がきれいに輝いてとても美しい。

 

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支流が滝になって流れ込む

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この谷で一番好きな所

 

 難所は過ぎたと言ってもまだまだ泳ぎが出てくる楽しい沢。激流も厳しい渡渉も無く、淡々と進んでいく。この美しい景色がちょっと飽きてきたというのは贅沢だろうか。

 

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この辺が十皿かな

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難所も越えたし、のんびり遡る

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底が透けて見える

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変わった岩盤の色

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まだ泳ぐのか~

 

 古い吊り橋の下を通過した辺りから今日のテン場を意識しながら歩き始めるが、なかなかコレといった場所が見つからない。大抵は水面近くの河原になってしまう。踏ん切りがつかないままに歩いていると、ゴロゴロと雷が鳴りスコールが降って来た。幸い、雲はそれほど厚く無く、すぐに太陽が顔を見せたがあまりいい気持はしない。

 

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吊り橋の下を通過

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ここも泳ぎ

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大きな魚がうようよいたらしい

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スコールが降って来た

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虹が目の前に

 

 笠捨谷の出合いに来るともうゴールが近い事が判明した。空ではまだ雷がゴロゴロしているので、今日は抜けてしまう事にする。狼返しの滝をサクッと越えて堰堤の手前の枝沢を巻き上がると駐車地だ。

 

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笠捨谷のゴルジュ

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狼返しの滝(名前の割には平凡)

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堰堤で遡行終了

 

 後は車を回収し、十津川温泉で汗を流し食事をする。泊まるつもり出来ているので何だか旅行気分で楽しい。明日は前鬼にでも行ってみようかと地図を見ると丁度大峰山脈の反対側だった事に気づく。夜に国道425を走るのはつらいので、今回はこれで打ち切り。明日、観光をして帰るというmichi君と別れて十津川村を北上し、奈良経由で名古屋まで・・。(帰宅したのは2時・・)

 

 2回目の芦廼瀬川。水量が少ないせいもあり、なんだかあっさりと抜けてしまったような気がする。お盆の練習にしてはちょっと物足りなかったかもしれない。でもmichi君に紀伊半島にはいい沢があるというのを判ってもら得たのは収穫だった。これから西に向けた遠征も少し増えるかもしれない。