晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

台高 黒倉又谷 思い出の美渓再び 2017.08.12

イメージ 23

美渓でウォームアップ


<メンバー>
サークル 5人+1人

<山域、形態>
台高 沢登

<コース>
筏場(9:30)~黒倉又出合(10:15)~黒倉又谷~営林小屋跡(14:20)~筏場(16:30)
 
<天気>
晴れ

 お盆遠征は上越の魚野川本流を計画していたが、またしても天候悪化の為転進・・。西日本の天気がよさそうなので先週キャンセルした堂倉谷+αで再検討。

 台風5号は思ったよりもゆっくりと日本を縦断していったので、大台ヶ原界隈も増水が心配。前日入りしていたmichi君からも水が「多かったよ」との報告だ。堂倉谷下部が水量が多くて遡行出来ないとメインディッシュが楽しめないので、+αの日帰り沢を1日目にもって来る事にする。

 行先は水量が少々多くても楽しめる本沢川支流の黒倉又谷。ここは私の台高デビューの沢、増水が心配な堂倉谷の転進先としてはなゴンさん達とやってきたのはもう10年前だ。うーん、歴史は繰り返す。

 大台ヶ原Pから筏場に車を回し、出発したのは10時近くになっていた。筏場道をテクテク歩くと本沢川は結構な水量。やっぱり今日、黒倉又谷にしてよかった。

イメージ 1
黒倉又谷出合

 出合の小滝は巻いて入渓すると釜を持ったミニゴルジュ。ここは泳いで取りついたが、引っ掛かっていた倒木が動きそうだったので諦めて巻く事に。踏み跡は明瞭で上のゴルジュも一緒に巻いた。

イメージ 2
最初の関門

イメージ 3
トライするつよっさん

TBっちが動画を作ってくれました


イメージ 4
巻きの途中からゴルジュを覗く

 ゴルジュの上からはきれいなナメが続く。日差しが強く水量も多いのでとてもきれいだ。そういえば初めて来た時もこんな感じだったかな。

イメージ 5
末広がりの滝、左から巻いたかな

イメージ 6
美しい渓相

イメージ 7
きれいだねえ

イメージ 8
サクサク進む

イメージ 9
ナメが続く

 途中現れる釜は泳いで越える。滝の規模の割りに釜が深いのは雨が多い谷だからなのだろうか。水の色がとてもきれいだ。

イメージ 10
釜は泳ぐ

 これといった難しい箇所は全くないのでどんどん進んで行く。途中の昼食休憩中にmichi君がアマゴをゲットした。

イメージ 11
迫力ある~

イメージ 12
水と緑がきれい

イメージ 13
アマゴゲット

イメージ 14
キラキラ

イメージ 15
カエルが多い

イメージ 16
コケが美しい

 岩がが谷に挟まった所は右のチムニー状を水線から突破。水量多くてどうかなと思ったけど、水流を上手くかわせば何とかなるもんだ。

イメージ 17
右のチムニー状を突破

 この谷最大の2段10m滝は水煙を上げて轟々うなっている。下段を登り、上段は左から巻くと遡行は終盤に入る。

イメージ 18
滝が出て来た

イメージ 19
2段10m?(もっとあるような)

イメージ 20
上段、これは左から巻き

イメージ 21
もう終盤かな

 営林小屋跡が見えたら遡行終了。左岸の杣道を辿ると黒倉又と白倉又の中間点に出る。短い沢だったが楽しかった。

イメージ 22
営林小屋の跡

 上北山温泉で汗を流し、集落の中にある梅屋商店で買い出しをしたら宴会場へ移動。美味しい料理と少しのお酒を楽しみながら空を見上げると、ペルセウス座流星群が空を横切って行く。上越遠征はできなかったけど中々悪くないなあと思いながらテントに潜り込んだ。