堂倉谷 関西屈指の名渓 三度目の訪問② 2010.09.11-12
詰めは原生林
<メンバー>
サークル
<山域>
<山域>
台高
<コース:2日目>
堂倉林道(泊)~堂倉谷(本流)~正木ヶ原~大台ケ原P
2日目前半は平流なのでしばらくは林道を歩く。ミネコシ谷出合いを過ぎたあたりで入渓し、釜で朝泳ぎを楽しむがすぐに堰堤が出てきたので左から巻き。
朝一の泳ぎはツライ・・
すぐに堰堤
支流を分けるに従って谷はどんどん細くなり出てくるゴルジュもグッとおとなしくなってくる。ここも泳いで通過する。
ミニゴルジュ
ここも泳いで
カエルが多い
やがて両岸が狭まり、傾斜が立ってくると連瀑帯の始まりだ。いままでののんびりモードからギアを入れ直して直登モードに移行する。水が少ないせいで水流の中を積極的に進む事が出来、前回よりもずいぶんと易しい印象だ。
連瀑の始まり
果敢に挑戦のTやん
倒木で埋まる滝
岩溝を登る
途中出てくる10mほどの滝は右の壁を細かいホールドを拾って登る。ここはTやんのビレイの練習のため、ロープを出して登る。
細かいホールドを拾って右から
これは流れの中を
岩がでかい
重いザックにヒーコラ言いながら滝を越えていくと、本日の核心2段30m滝がそびえ立つ。でもここはホールドが豊富で見た目ほど難しく無い。Tやんにトップを任せ、2段目の落ち口でいったんピッチをきり、上段の滝は左のルンゼから巻く。
今日の核心 2段30m
中段より下をのぞく
次に現れる30mの溝上斜瀑は落ち口が少しいやらしい。細いバンドを伝って残置ハーケンを頼りに体を持ち上げる。
溝の中を行く
抜けが難しい
ここから上は傾斜が緩くなり、ナメと斜瀑が続く癒しゾーンに入る。ただ、時々、シャワーを浴びて登らないといけないのもあるので気を抜くことはできない。
後はナメかと思ったら
まだこんなが出てくる
またナメ
で斜瀑
で、またナメ
水がどんどん細くなり、左側に尾鷲辻の稜線が見え出すとゴールはもうすぐ。谷を離れ、右側の尾根に取り付くと、辺りは大台ケ原特有の原生林に笹。詰めとしては最高の部類に入る。
そのうち原生林
蠅にまとわりつかれながら笹の斜面を登ると、遊歩道を歩く人が見える。正木ヶ原にに到着だ。向こうから見たら我々は立ち入り禁止区域に入っているので、そーっと遊歩道に入る。
蠅にまとわりつかれながら笹の斜面を登ると、遊歩道を歩く人が見える。正木ヶ原にに到着だ。向こうから見たら我々は立ち入り禁止区域に入っているので、そーっと遊歩道に入る。
ん、人が見えた?
正木ヶ原で沢装束を解いて記念撮影。2日間お疲れ様でした。思ったより長い遊歩道歩きを30分ほどこなし、駐車場へ到着。本当にお疲れ様でした。
記念撮影
美しい緑
遊歩道を行く
入之波温泉に行くには少し時間が遅かったので、大宇陀あきの湯で汗を流して解散。今回3度目の堂倉谷だったが、谷の経験が増えるほど、この谷の素晴らしさを再認識する。I君が「行きたい沢はいっぱいあるけど、ここは毎年行きたい」と言っていたのに、ああ計画してよかったなあとしみじみ思った。