晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

木曽 岩倉川 沢登り 木曽の美渓で滝登りを楽しむ 2013.08.04

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水しぶきの中を登る

 

<メンバー>
サークル+山仲間 4人

 

<山域、形態>
木曽 沢登

 

<コース>
林道ゲート(8:40)~林道~入渓(9:00)~20m斜瀑(9:35)~昼食(11:00~12:00)~三股の大滝(12:10)~遡行終了点(12:45)~三股の大滝(13:40)~20m斜瀑(14:30)~入渓点(15:15)~林道ゲート(15:35)

 

<天候>
晴れ

 

 お盆前遠征の前哨戦最後は木曽の岩倉川。鈴鹿の沢を離れてサークルの仲間にちょっとレベルアップした沢を楽しんでもらおうと考えた。しかし、アルプステント泊と日程がダブったので、参加メンバーはそれなりに沢経験のあるメンバー。まあ、サクッと行きますか。

 

 早朝に東海環状自動車道を走り、中津川から下道を走り柿其川支流の岩倉川まで。林道ゲートには先客の車が2台。その内の一台はこれから出発しようする沢屋さん。以外とメジャーな沢なんだ。

 

 まず林道を少し歩いて樽ヶ沢を覗く。ここもいい沢なんだよ、なんて話をしながら更に林道をテクテク。林道と本流が交差する橋の袂から入渓。

 

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樽ヶ沢を覗く

 

 立派な滝が現れるが右側からサクッと越える。すぐに堰堤になるが堰堤を越えると小さな淵があり泳ぎを交えて進む。水は思ったよりも冷たい。やっぱり鈴鹿とは違うなあ。

 

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すぐに滝が現れるが

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右から簡単に越えられる

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暑いので泳ぐ

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上陸は流れを避けて

 

 2m程の小滝を苦労して這い上がると大釜を持った20mの斜瀑。一見険しそうに思えるが近くによってみると傾斜も緩くフリクションもある。ここはハーケン、ハンマーを新調したSクリームさんにロープを引いてもらう。

 

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20m斜瀑

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ここは右をロープを出して登る

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上から見た所

 

 その上も見栄えのする5~10mの滝が現れるがいずれも簡単に巻くか越える事ができるので楽しくなってくる。傾斜が緩くなると赤坂谷の様な明るい滑が広がる。時間も早いがここで昼食にする。

 

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今回は左から簡単に巻く

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立派だが、右のスロープから越える

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赤坂谷の様な雰囲気(ここでお昼)

 

 昼食の後も滝を次々こなしていく。三つ股では右から巨大な堰堤の様な滝が落ちてくるこの谷一番の見どころ。滝を眺めていると下降してくるパーティーに声をかけられた。面識はなかったがブログを覗いた事のあるmasaさんだった(よく私って判ったなあ)。軽くあいさつをして先を進む。大滝は右側の岩を簡単に越えられる。

 

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一見難しそうだが

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右のバンドから

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三股の淵

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この人泳ぐの好きだねえ

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三俣の大滝(堰堤みたい)

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右から簡単に登る

 

 大滝の上は再び堰堤に阻まれるが、堰堤の上も見栄えのする滝が二つ程あり、まだ楽しめる。流れが細くなり、林道工事の跡が見えるようになった所で遡行を打ち切る。時計を見るとまだ13時前だ。

 

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すぐに堰堤が現れる

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堰堤の上もまだまだ楽しめる

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これも派手だが

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登るのは簡単

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ここで遡行打ち切り

 

 帰路は延々と林道を歩く予定だったがそれでは面白くないので、谷を下降する事に決める。登りは簡単に思えた滝も下りは難易度が上がって見える。必要な所ではロープを出し、懸垂下降を交えながら下っていく。

 

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下降の方が少し難しい

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懸垂も交えて

 


ここでも懸垂の練習

 

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水線通しで

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下りは泳ぎも楽だなあ

 

 20m斜瀑を下った辺りからポツポツの雨がザーザーになってきた。一瞬林道への避難も考えたが入渓した橋は目の前なので、下降を継続。何とか増水する前に谷を脱出する事ができた。ホッ。帰りに樽ヶ沢を覗くと濁った水が轟々と流れていた・・。

 

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ゴール間近で雷雨が

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増水した樽ヶ沢

 

 岩倉川は明るく適度な難易度の楽しい沢。名古屋からも2時間程で来られるのでちょっと気分を変えるのにいいかもしれない。ただ、短いの樽ヶ沢とセットでこの谷を下降してもたのしいかも。参加の皆さんお疲れ様でした。

 

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今回のコース