晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

台高 堂倉谷 沢登り 4回目は沢泊ガイドで ② 2013.07.20-21

核心を登るSクリームさん

 

<メンバー>
山仲間 2人

 

<山域、形態>
台高 沢登

 

<コース>
林道交差地(7:10)~石楠花谷出合(8:45)~正木ヶ原(12:10)~大台ヶ原P(12:40)
 
<1日目の記録>
 日頃の睡眠不足を解消する程たっぷりと寝て2日目も体調は良好。これなら遠征も大丈夫そうだ。地池谷出合いを少し過ぎる所まで林道を歩き、適当な所で入渓するもすぐに堰堤が現れるので再び巻き。再入渓し、しばらくゴーロを歩く。

 

林道を少し歩いてから入渓

 

 昨日とは打って変わって小さくなってしまった流れの中をどんどん進んでいくと、両岸が狭まり、ゴルジュの雰囲気。

 

谷は小さくなってしまった

だんだん壁が立ってきた

 

 巨石が折り重なるように詰まっている中を水が流れる連爆帯を登り始める。最初の滝は水中をシャワーで突破。幅の狭い滝はステミングを駆使、幅広の10mは右側の岩壁をよじ登る。

 

連瀑帯スタート

シャワーで登る

見ためより簡単

突っ張って登る

右の岩壁を登る

 

 この谷の核心である2段25mはSクリームさんにトップを行ってもらう。ホールド、スタンスがたくさんあるので、見た目よりは簡単。一旦、中段でピッチを切って左のルンゼから巻きあがり、落ち口にトラバース。その上の溝状3段15mも流れの左から詰め上がる。

 

核心の2段30m(水が少ない)

溝状簡単に超える

 

 ここでようやく一息付けて小休止。あとは穏やかになると思ったら、まだまだ滝が出てきて楽しませてくれる。水量が少ないせいか、直登でどんどん進んで行ける。

 

まだ滝が続く

流芯を直登

まだまだ楽しめる

 

 やがて傾斜も穏やかになり自然林が増えてくるとゴールはちかい。水が枯れた所で適当に斜面に取り付いて正木ヶ原を目指す。倒木を迂回したり本当に適当に登っていたら正木ヶ原の右手にずれていたようで随分とアルバイトをしてしまったようだ。遊歩道に出た所でSクリームさんとゴールの握手。

 

水が涸れてきた

尾根に乗って正木ヶ原を目指す

正木ヶ原に到着

記念撮影

 

 後は大台ケ原の遊歩道を歩いて駐車場まで(これが意外と長い・・)。帰りは入之波温泉で昼食&温泉でまったり。

 

車で一杯の大台ケ原P

 

 今回で堂倉谷は4回目の遡行。初遡行の時ほどの感動はさすがに無いが、それでも素晴らしい渓谷美と適度な難易度で楽しませてくれる良い谷だ。これで遠征についての課題もこれでクリアできたし、いいトレーニングになった。お付き合い頂いたSクリームさん、ありがとうございました。