晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

御池岳 春の淡雪 奥の平  2010.03.27

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最後の霧氷?

 

<メンバー>
単独
      
<山域>

 

<コース>
コグルミ谷右岸尾根~カタクリ峠~ボタンブチ~丸山~カタクリ峠~コグルミ谷

 

 この日はサークルの山行を企画していたのだが参加希望者がいないため中止。こういうのは結構堪える・・・しかし、家で凹んでいても仕方ないので単独で出かける事にする。藤原、霊仙は人が多いだろうと思い、ターゲットは御池岳。

 山口のゲートはまだ開いていないが、犬返し橋の手前で行われていた工事は終わっており、いつでも開通できそうな雰囲気。ただ、この日はコグルミ谷登山口付近でうっすらと雪が積もっていた。

 

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国道306もうっすら雪化粧

 

 花を求めて道なき道をウロウロの予定だったがこの様子では花はすっかり雪の下だろう。でもまあとりあえずコグルミ谷右岸尾根(これが最短・最安全コース)の鉄梯子に取り付く。

 雪は積もっているものの軽い粉雪が10cm程で負担にならない。サクサクと尾根を歩き1時間弱でカタクリ峠に到着。

 

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1時間弱でカタクリ

 

 ここでようやく先行者のトレースを見る。どうやら木和田方面から県境稜線を北上してきたのだろう。テーブルランドを見上げるときれいに霧氷の花が咲いている。ホンモノの花が拝めないのならせめて霧氷の花を見よう!ちょっとだけ急ぐ。

 

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積雪は10cm程か

 

 登山道を忠実に辿り8合目まで。ここからが丸山から降りてくる谷の右岸の尾根を歩いてテーブルランドまで。高度を上げるに従って木々が真っ白になってくる。しかしのんびりしていると暖かい日差しのおかげでどんどん融けて行くので、ペースを上げる。テーブルランドには1時間45分で到着、秋には1時間半だったのでまずまずのコースタイム。

 

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8合目辺り

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むむ、霧氷か 

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テーブルランド到着

 

 稜線上の木々が真っ白にデコレートされていて美しい。まさか3月の最終週にこのような霧氷が見られるとは・・。惜しむらくは地面は笹が露出している事。まあ、青空も顔を見せているので贅沢を言ってはいけない

 

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青空に霧氷・・もっと早く見たかった

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きれいだなあ

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なごり雪奥の平

 

 とりあえずボタンブチまでいって滋賀県側を眺める。今日は冬型の気圧配置なので鼠色の雲が多い。まだ昼には早いがここで昼食。

 

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幸助の森でひとり昼食

 

 ご飯を食べるとすっかりモチベーションもダウン。写真をたくさん撮るのだが、笹が顔を出しているのでイマイチ絵にならない。早く帰りたくなってしまったので丸山経由で下山。

 

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T字尾根

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笹が全部隠れていたらなあ

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天狗の鼻よりボタンブチ、パノラマ

 

 帰りも忠実に登山道を辿る。谷沿いの道は時々落ち込むので注意が必要だ。途中、見かけた幻池はこんなに水をたたえているのは初めて見たと思えるほど立派だった。

 

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幻池

 

 K先生へお参りし、長命水で1歳若返りコグルミ谷を下る。振り返ると雪は大半が融けだしており、春よいつでもいらっしゃいという雰囲気。この谷が花や緑や鳥の声であふれる時にまた再訪するとしよう。

 

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お参り

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長命水

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春を待つコグルミ谷