晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

京都初詣 2009

 毎年、年越しは大阪(実家)で迎える事になっています。両親と一緒に年越し蕎麦を食べ、紅白を見るという日本人の正しい年越です。

 元日の朝は重たい雪雲が流れる少し陰鬱な天気ですが、恒例の京都初詣に出かけます。今回で10回目なので少しマンネリ、少しコースを変えてみる事にします。まずは阪急電車に乗って松尾大社に向かいます。

 松尾大社平安京ができる前からある非常に古い由緒ある神社で、酒造の神様としても崇められています。東山界隈程の混雑はありませんが、参道の結構な人で賑わっています。



 境内に入ると大きな酒樽がたくさん奉納されていました。やっぱりお酒の神様ですね。同じく境内では神酒と称して枡酒を販売(枡の購入+お酒一合1200円)していました。日本酒に目がないUちゃんは、新年早々いい飲みっぷりです。




 お参りを済ませると日も差してきていい感じです。境内にはなでると御利益がある亀があったので、願掛けに目がないUちゃんは早速なでに行きます。


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この亀をなでると御利益があるそうです

 
 次は嵐山まで向かいましょう。桂川沿いにある東海自然歩道をぶらぶらと歩いていきます。川辺では少年サッカーチームが初練習をしていました。観光客もおらず、正月の京都とは思えない程のんびりしています。
 
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桂川沿いをブラブラ


 渡月橋が近づいてくると観光客もチラホラ見え初めます。渡月橋を渡り市街地に入っていくと、土産物屋が並び、たくさんの人が行き交う見覚えのある嵐山です。漬物屋さんの店先には大きな蕪が並べてありました。





 
 ここから東山まで京都市内を横断しなければいけません。バスも考えましたが嵐山電鉄に乗る事にします(全線200円)。京都唯一の路面電車は家々の軒先をかすめ、町の中を縫うように走って行きます。なかなか面白かったのですが、混雑していたので車内での写真は撮れませんでした。



 四条大宮嵐電を降り、四条通を東に向かって歩きます。烏丸を過ぎたあたりから車の交通が増え、排気ガスが気になりだしたので通りを一本脇に入るとそこは錦市場でした。商店はほとんど閉まっていましたが、鶏肉屋さんが店先で鳥鍋(一杯400円)を売っていました。ずっと歩いて寒かったので一杯を半分ずつ食べる事にします。店先に出された台に座って食べましたがおいしかった~。




 少し歩くと錦天神に行き当ります。狭い参道ですがここも人がいっぱい。学問の神様には縁が無いので、ここは見物だけにします。鳥居が建物にめり込んでいる様子など、珍しいものを見ました。



 お腹も落ち着いたのでもう少し頑張って歩きます。四条河原町までくると歩けない程の混雑です。ここも少し脇道に入って三年坂に向かいます。途中、文の助茶屋に立ち寄り、もち入りぜんざい(850円)を食します。ここでぜんざいを食べるのも恒例になっています。







 三年坂の人形屋さんで恒例の干支の置物を買います。三賀日にしか売っていないお正月バージョンを12個揃えるためには後、6年は通わなくてはいけません。買い物が済んだら八坂神社にお参りです(清水寺は今年はパス)。



 ここで恒例のおみくじを引きます。Uちゃんは大吉で私は凶・・。八坂さんではいいおみくじを引いた記憶がありません。ここ5年で3回ほど凶だったような気がします。境内の片隅に利き手と反対の手で結びつけて凶を祓います。まあ、今より下に落ちようが無いと考えると、そう捨てたものではありませんが・・。




 八坂さんから混雑を避け、祇園、白河を抜けて京阪三条に向かいます。並んでいるお店には縁がありませんが、京都らしいいい雰囲気です。川沿いにある小さなお社はNHKの朝ドラで見たことがあるそうです。





 京阪三条からは上手く座る事が出来、大阪までウトウトしながら帰りました。おみくじは残念だったけど、楽しい初詣(京都観光)でした。Uちゃんはもう、「来年はどこへ行く?」と言っています。鬼が笑うよ。