頂上からの眺め
<メンバー>
サークル
<山域>
<コース>
2009初登りはやっぱり
鈴鹿から。今年は由緒ある
椿大神社に一年間の山行の安全を祈願した後、入道ヶ岳に登る事にする。
まだ三賀日とあって参詣客もたくさん。麓には9時前に到着したが早くも渋滞が出来かかっていた。それでもラッキーな事に神社のすぐ近くの駐車場に滑り込むことが出来た。晴れ着姿の参詣客の視線を尻眼にさっそく準備を始める。今日の積雪では
スノーシュー、ワカンは必携。
今回はお参りも兼ねているので、正面の鳥居から参道を歩く。京都の神社ほど混雑していないので、背中に
スノーシュー、ワカンを括りつけていてもなんとか大丈夫。でも、お参りしている姿はちょっと浮いているかなー。
正面の鳥居から参道に入る
もうすでにお参りの人がたくさん
我々も安全祈願
入道ヶ岳への取り付きは、氏子の人たちが奥の宮に参拝する時に使うという、由緒正しき北尾根から。まずは愛宕社に続く石段を登るのだが、これが苦しいのなんの・・。1週間前にも山に登っていたはずなのにこの苦しさはなんだ。ちょっと美味いものを食べすぎたようだ。
登山道は由緒正しい北尾根から
この石段がきつい
登り切るとお社と溶けた雪だるまが
石段を登り切ると小さな社、そしてすぐに登山道になる。しばらく歩くとすぐに雪が現れる。こりゃ頂上の方はかなりの雪かも。
標高300mあたりでも雪が
けっこう積もってるな~
トレースをみると先行者は男性が一人、昨日以前と思われるトレースもしっかりしていてスノーシューなしでも快適に歩く事が出来る。1時間半ほどで避難小屋。なぜか入道には立派な避難小屋が三つもある。行程の短い登山道なのに何故だろう。避難小屋を過ぎると傾斜も徐々に緩くなるが雪はだんだん深くなってくる。
避難小屋に到着
だんだん深くなってきた
やがて
アセビのトンネルが現れる。無雪期は気にした事は無いが、雪が積もっていると積もった分だけ天井が低くなるので腰をかがめなければならない。うっかりザックをぶつけると雪の爆弾が降ってくるので要注意だ。途中でトンネルがぽっかり開けると視界が広がり、白銀に輝く御在所、鎌ヶ岳が見えた。
御在所も見えた
頂上も見えた
アセビのトンネルを抜け、北の頭まであと一息になると青空も見えてきた。やったー。ここで後続から来られた単独の男性に先へ行ってもらう事にする。雪の斜面をひと登りすると北の頭に到着する。23日に歩いた鎌尾根も真っ白になっている。
晴れてきたぞ
鎌ヶ岳
北の頭に到着
この前歩いた鎌尾根
さすがに雪が深くなってきたのと、もう傾斜も少なくなったのでスノーシューを装着する事に。なだらかな平原が一面の雪原になっていて、ここは藤原か御池かというぐらいの気持ちよさ。
風の紋様
まずは奥の宮への道を探すが、雪が深くて近づけない。うっかりすると腰まで落ち込んでしまう。背の低い
アセビの上に雪が積もり、下が空洞のようになっている。奥の宮はあきらめて入道ヶ岳を目指すが、
アセビのジャングルにはばまれてなかなか近づく事が出来ない。
なかなか近づかない
気持のいい雪原
先ほど、北の頭の手前で追い抜いていった先行者のトレースは果敢にもアセビのジャングルに突入しているので、我々もそれに倣う。トレースに従い行きつ戻りつ、枝に頭をぶつけ、時には匍匐前進で進んでいくとやっと目の前が開けた。良く見ると池ヶ谷の源頭の鞍部にでたようだ。ここからはなだらかな斜面を登って鳥居のある入道ヶ岳頂上へ。
やっとジャングルを脱した
池ヶ谷の分岐
頂上は着雪少ない
結局、北の頭から頂上まで1時間弱かかってしまった。うーん、こんなはずでは・・。気を取り直して昼食にするが、風が強いのなんの。東側に少し下って
アセビの茂みの陰でお湯を沸かすが、強風とボンベの残量が少ないのとでお湯がなかなか沸かない。結局ラーメンをあきらめて、
テルモスの紅茶とアンパンで済ます。
絶景
風を避けてお昼御飯
御在所、鎌ヶ岳が輝いている
風強~
帰りは井戸谷でシリセードと思ったが、雪がふかふかでそれどころでは無さそうだったので、二本松尾根を使って下る事に。二本松尾根にはしっかりとしたトレースがあり、快調に下って行くと1時間と少しでキャンプ場に出た。
帰りは再び参詣客に混じって駐車場まで歩く。途中の出店で売っていたたこ焼きや
お好み焼きの誘惑と戦いながら車に辿り着く。時間は15時を過ぎていたが、参詣の車で朝よりもはるかに長い渋滞ができていた。
2009年の滑り出しとしては、まずまずのいい山行だった。雪山が初めてというメンバーもずいぶんと喜んでくれたようだ。この調子で一年間、山で遊べたらいいなあ。