鎌ヶ岳 冬の稜線あったか鍋山行 2008.12.23
やっぱり冬は鍋にかぎる
水沢峠
水沢峠で一服する。今回のコースが初めてのメンバーは「これで登りも一段落、これからは稜線散歩だ」と思っているようだが、少し甘い。ここから水沢岳までの登りが今日一番の急登なのである。高度を上げるに従って右手に伊勢湾の展望が広がる。
伊勢湾への展望
稜線にあがると一気に風が強くなる。痩せてザレた尾根を滑らないように慎重に歩く。足もとには霜柱ができており、雪も霧氷も無い中で、今日、初めて冬らしいものを見たような気がする。
霜柱
水沢岳でやっと一息つく。ここからは終始鎌ヶ岳を眺めながら歩く、鈴鹿でも指折りの好展望コースだ。コースタイム2時間の距離にある鎌ヶ岳は結構遠いな~という印象。水沢岳北面には花崗岩が浸食された斜面があり「きのこ岩」と呼ばれてる。左側の樹林の中に踏み跡ができているのでそこを慎重に下る。
水沢岳北面のキノコ岩
衝立岩
鎌ヶ岳にはガスがかかってきた
雲がすごい速さで駆け抜けて行く
強風と空腹にに閉口していたが、鎌ヶ岳が眼前に迫り、お昼御飯までもう少しだとわかってくるとメンバーにもカメラにピースサインを返す余裕が出てきた。ちょといやらしい岩場のトラバースを抜け、笹のトンネルを抜けると岳峠(長石谷側)に到着。
風が強い
慎重にね
この風ではお昼ごはんを食べる場所は大丈夫かなと思っていたら、岳峠ではそれほど風の直撃は受けないようだ。風はニゴリ谷を駆け上がり、頭上を飛び越えて行ってくれるようだ。さっそく、今日のメインイベントである鍋の準備を始める。
早く煮えないかな~
気温が低いせいで、できるまでじっと我慢を強いられたがやっとできたキムチ鍋は具材も豊富でボリューム満点。寒い中でもほかほかと温まる鍋だった。(準備のNさん、ありがとう)
うどんで締めたあと、Mさん差し入れのいちごのデザートで本当の締め。赤いイチゴで少しだけクリスマス気分。
デザートのいちご
下界は晴れています
あの山は何?
雨乞、イブ、クラはほんのり雪化粧
デジイチがほしいMさん
もう一度、鎌尾根
たっぷり展望を楽しんだ後はかずら谷コースを黙々と下って宮妻峡谷へ16時到着。ゆっくり鍋を食べていたので少し遅くなったがほぼ計算どおり。皆さんお疲れ様。