晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

鈴鹿 鎌ヶ岳 馬の背尾根から三ツ口尾根 2020.04.26

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鎌ヶ岳とアカヤシオ

 

 <メンバー>

鈴鹿ハイキング倶楽部 2名

suzuhaisecure.sakura.ne.jp

 

<山域・形態>

鈴鹿・ハイキング

 

<コース>

湯の山奥の林道(07:10)~湯の山温泉~三岳寺脇(07:30)~馬の背尾根~湯の峰(08:40)~雲母分岐(9:45)~鎌ヶ岳(10:35~11:00)~県境尾根~三ツ口尾根分岐(11:15)~三ツ口谷大堰堤(12:00)~スカイラインP(12:20)

 

 

 昨日のハイキングが気持ち良かったので二日続けてのハイキング。同じように気分転換したい人は?と呼びかけてはみたものの、結局二人だけの山行になりました。(まあ、この時期あまり大人数も考えもんだけど)

 

 スタートは湯の山温泉奥の林道から(スカイラインPに1台デポ)。温泉街を通り抜け、三岳寺を経由して観音山の遊歩道に入るのはこれまでのルートでしたが、最近は三岳寺の関係者に追い返されるという事例が発生しているようなので、ネットの情報を頼りに境内に入らずアプローチするルートで取り付きます。

 

 まず「三岳寺」の看板のある石段を上り、廃業した旅館の脇を歩き寿亭の従業員駐車場の手前を左折して遊歩道を進み、さらに廃旅館の脇を進むと観音山の遊歩道に出ます。詳しくは下記リンク先参照

fujineco46.com

 

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この階段から三岳寺方面に進む

 

 観音山の遊歩道は少し荒れた雰囲気になりますが、踏み跡を辿って行けば次々と石の観音様が現れます。御在所の展望台の様な所が馬の背尾根の登山口です。

 

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観音山の遊歩道に出た

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展望台?

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やっと登山口の標識

 

 馬の背尾根の序盤はふくらはぎに堪える急登です。この所、距離の短い沢ばかり行っていたせいか足が鈍っているようで、昨日の疲れが抜けきっていないような気がします。足元の花に癒されながら頑張って登っていくと汗が吹き出します。

 

f:id:ikuyayuuki:20200427204949j:plainいきなり急登

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イワウチワ

 

 標高650mを過ぎると傾斜は緩やかになり、稜線漫歩が楽しめます。ミツバツツジアカヤシオが青空に映えて良い感じ。昨日に続き、鈴鹿の春を楽しみます。

 

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ミツバツツジ

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湯の峰

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アカヤシオがちらほら

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尾根の方が花付きがいいかも

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花を愛でながら歩く

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アカヤシオと鎌ヶ岳

 

 鎌~雲母尾根分岐の手前の小ピークで小休止。アカヤシオは満開を迎えている木があるものの、つぼみが全く膨らんでいない木も多く、今年は外れ年なのかもしれません。それでも尾根を彩るピンク色には心が和みます。ここ数年こういう山行をしてこなかったので何だか懐かしい気分です。

 

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でも花をつけている木は少ない

 

 鎌~雲母尾根分岐からは傾斜もたってきてザレ場になります。白ハゲと呼ばれる辺りでしょうか。グングン高度を上げて行くとカズラ谷からの登山道に合流しました。そこからはあっという間に岳峠に出ます。

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傾斜が立って来た

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シロハゲ付近

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県境尾根に到着

 

 岳峠から一登りで鎌ヶ岳山頂。昨日よりもたくさんの人で賑わっていました。武平峠から短時間で登れるので子供連れのハイカーが何組もいました。みんな遊びに行くところに困っているのかな。

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鎌ヶ岳

 

 昼食には早いですが大休止しながらおにぎりを食べていると、単独で入道ヶ岳から周回してきた「こうじさん」と会いました。最近、スピードハイクに凝っているらしく、宮妻峡から4時間余りで鎌ヶ岳に着いたそうです。すごいなあ。

 

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入道から歩いてきたこうじさん

 

 午後から前線が通過するという予報通り風が強くなって来たので雨が降る前に下山します。県境尾根を武平峠方面に下り、三ツ口尾根で下山します。

 

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武平峠への道

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浸食、崩壊が進む鎌ヶ岳南面

 

 三ツ口尾根(三ツ口谷左岸尾根)は地図に表示は無いものの、踏み跡もしっかりとし快適に歩ける尾根です。三ツ口谷を下るより安全かもしれません。ただ、スカイラインを走るバイクの音がうるさく、せっかくの雰囲気が台無しになってしまいました。 

 

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武平峠の駐車場はいっぱいだ

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アカヤシオ

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イワウチワ

 

 頂上から1時間程で大堰堤の上の出ました。後は三滝川沿いの道を歩いてスカイラインの駐車場まで。デポしていた車で湯の山温泉奥の林道を下ってスタート地点の戻ってきました。

 

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二日続けて三ツ口谷堰堤上

 

 二日続けての鎌ヶ岳でしたが、今日は行きも返りも尾根コースでのんびりと鈴鹿の春を満喫できました。あと、気の置けない同行者がいるというのはやっぱりいいですね。お付き合い頂きありがとうございました。