百間滝へ 御在所東多古知谷 沢登り 2007.09.01
百間滝
<メンバー>
単独
空にはまだ青空が広がっていたが、谷の底に下りると太陽は届かない。両側の切り立った狭い谷。他に歩く人もいないであろうコースを単独で行くとなるとプレッシャーがかかる。
登山道も無いところに木のベンチとテーブルが
百間滝は右側に明瞭な踏み跡があるので、それを使って巻く。しかし、そのうち不明瞭になるので木の根を掴んでのモンキークライミングになるが、木の根もしっかりしており、確実に登っていけば大丈夫。上部で再び明瞭な踏み跡が現れたのでしっかりした道が続いていたのだろう。
百間滝から上はさして緊張を強いられる場所は無く、滑床を過ぎると6mの滝、10mの滝が現れるが簡単に超えられる。やがて、二股を右にとると傾斜が立ってきて体を持ち上げるように廊下の底の小滝を次々と越えていく。途中、どこから落ちてきたのか古タイヤが転がっていた。
なぜかタイヤが?
これは右を巻き
直登
結構な高度感
ツメの小滝群
やがて、ロープが目の前を横切る箇所が現れる。表道との交差点だ。遡行はここで打ち切り。登り始めて約1時間と少し。このまま登山道を歩いて御在所山上公園に向かう。
御在所山上公園は、夏休みが終わった(?)事もあってか、人影はまばらで閑散としていた。旧カモシカ動物園は御在所自然学校(NPO)となっており、子供たちが自然に興味を持つような催し物をやっていた。
今、やっているのは(夏休みの間中やっていたらしい)赤トンボのふるさと探し。御在所に集まってくる赤トンボはいったいどこから来たのかを調べるらしい。子供たちに網を貸し出し、赤トンボを捕まえてもらう。そのトンボに"G"マークをつけて放し、Gマークの赤トンボの分布を調べるのだそうだ。
赤とんぼのふるさと探し
ふるさと探しに協力する子供たち
帰路は最短で帰れるように表道で下山する。決して歩きやすい道ではなく、利用する人はほとんどいない。ガレた下り坂を転がるように下り、約30分で鈴鹿スカイラインに到着。
傍らのお不動様
車に戻り、着替えたらちょうど12時だった。半日山行にはちょうど良いコースだが、沢登りだけで来るのは少し物足りない。あまり濡れなくて良いので今度は紅葉の季節に来てみるのもいいなと思った。