晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

雨の愛知川偵察行 神崎川発電所近辺 2006.08.19

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雨に煙る 愛知川


<メンバー>

山仲間

 

<山域>

 

<コース>

 

 数日前から日本近辺をうろついている台風10号は19日朝になっても、なお、九州あたりに停滞している。鈴鹿山系も直撃ではないものの、台風に流れ込む湿った暖かい空気が次々とぶつかり、山沿いに断続的な雨が降り続いていた。

 

 実は、今日、サークルの仲間と愛知川で沢遊びしようとたくらんでいたが、台風は去らず、雨は降り続いていたので、やむなく中止。それでも、少しだけ様子を見に行こうと神埼川の発電所まで出かけていった。

 

 名古屋の平野部では晴間が見えていたが、山には灰色の雲がかかっている。石グレ峠を越える時には雨がぱらついていた。それでも林道に入るときには晴間と雨が入り混じる何だかわからない天気。林道に車を止め、河原に下りてみる。

 

 川の水はにごっておらず、見た目にはそれほど増水しているようには思えない。なんとかいけるかな?と思ったが、・・・。

 

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時折晴間も見えたのだが、


 広い河原のはずだが、けっこう水没しており、川幅が広がっているような気がする。渡渉点も膝下まで水位があり、けっこう流れが強い。最初のゴルジュ帯に入り岩の脇を登るが、流れは激しく、白く渦巻いている。

 

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ゴルジュ

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激流

 

 最初の滝へきたところで雨足がけっこう強くなってきた。岩も濡れて滑りやすくなる。いっていけないことはなさそうだが、この後の雨も気になる。無理をせず引き返すことに。

 

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最初の滝

 

 こうなったら、あとは遊ぶだけ。幸い、みんなライフジャケットを着けているので、ゆるい流れに身を任せ、ラッコ遊び。プカプカ気持ちいい。

 

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ラッコがプカプカ

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透明な流れ

 

 が、やっぱり雨のせいで気温が低い。そのうち寒くなってきたので、林道に戻り、服を着替える。今日は終了。

 

 雨のせいか、ヒル君も活発で、車の脇で着替えている隙に、仲間二人が献血してしまった。初体験だったようで、そのグロテスクさに目を白黒。

 

 昼過ぎに三重県側の麓に下りてきた。みんなで昼ごはんを食べる。久しぶりに会う仲間もいて話も弾むが、今日は早めに切り上げよう。再開を約束して解散。

 

 なんだかんだで楽しかったが、やっぱり、山は天気の良いときに限るなと、改めてそう思った。