晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

比良 猪谷 プチ滑落リベンジ沢 2017.06.10

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ひたすら滝登り


<メンバー>

<山域、形態>
比良 沢登
 
<コース>
横谷林道(8:20)~猪谷出合(8:40)~猪谷~Ca690m(13:55)~林道
~横谷林道(1515)
 
<天気>
曇り時々晴れ
 
 白馬で最後の残雪を楽しむ予定だったが天気予報がイマイチの為、日帰り沢に転進。なんだかこの所このパターンが多いような気がするが気のせいか。先週に引き続き琵琶湖を渡って比良までやって来た。
 
 この谷は2014年に遡行済だが(前回の記録)、その時は1m程滑落しお尻を強打。骨には異常は無かったものの、大きな青あざをこしらえてしまった苦い思い出の谷。今回はサクッと抜けて苦い思い出を楽しい思い出に変えてしまうのが目的だ。
 
 国道沿いには駐車スペースが無いので横谷の林道脇に車を止め、一旦国道へ出てから猪谷に入る。最初はショボイ雰囲気だが林道を奥まで進み、崩壊地を超えるとしっとりとした雰囲気に。
 
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しっとりとした雰囲気
 
 黒い岩のフリクションを確かめながら進んで行くとすぐにゴルジュ状になって滝が現れる。どんどん直登で進んで行く。
 
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滝が出て来た
 
 水量は少な目なので積極的に流芯を攻める。フリクションも見た目より良好でサクサク登って行ける。
 
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6m滝
 
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水線を攻める
 
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第1ゴルジュ出口6m
 
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ガンガン行こう
 
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第2ゴルジュ入り口の滝
 
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見た目よりも簡単かな
 
 第2ゴルジュに入ると谷はいっそう狭まってくる。1か所泳がないといけない所に何と鹿の骸が浮かんでいる。極力へつって進み、最後は意を決して水に入る。うーん、厳しい・・。
 
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第2ゴルジュに入る
 
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なんか浮いてる・・
 
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どんどん登る
 
 ワリ谷分岐、第3ゴルジュの入り口には桂の巨木、なんだか神々しい雰囲気だ。比良の森は鈴鹿と違って木が大きく森が豊かに見える。入り口の滝は直登。
 
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第3ゴルジュの入り口
 
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桂の巨木をバックに
 
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岩が大きくなってきた
 
 第3ゴルジュの出口のネジレ滝はこの谷の核心部、itaさんが水線を突破しみんなを引き上げる。Mっちゃんも果敢に続く、ayaちゃんは必要以上に滝に突っ込んで遊んでいる。私は前回同様右から超える(苦しかったけど)
 
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核心のネジレ滝
 
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がんばるMっちゃん
 
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さあ挑戦
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消えた?
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出てきた
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無事クリア
 
 ヒジキ谷分岐にある前回滑落した小滝も無事クリア(写真撮り忘れ)コメカイ道と谷が合流する所から少し登って林道に出たら後は下山。途中、崩壊している所があって少し気を付けなければいけない。
 
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ここで遡行終了
 
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気をつけて
 
 北アルプスの残雪からの転進した猪谷は小規模だが楽しい滝登りを楽しめた。前回の苦い思い出もこれですっきり。季節的には残雪も終わり後はひたすら沢に通う事になるだろう。参加の皆さんありがとうございました。