晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

台高 白倉又谷 沢登り&キャニオニング 2023.07.23

釜が深い

 

<メンバー>

鈴鹿ハイキング倶楽部 10名

suzuhai.sakura.ne.jp

 

<山域・形態>

台高・沢登

 

<コース>
筏場駐車場(8:10)~林道終点(8:50)~白倉又谷遡行~湧水滝(11:40)~昼食(11:50~12:30)~馬ノ鞍谷出合(12:40)~30m滝下(13:00)~杣道で下山~林道終点(13:55)~再入渓(14:05)~キャニオニング~筏場駐車場(15:45)

 

 先週の赤石沢で厳しい系の沢はしばらくお腹いっぱい。水のきれいな沢で癒されたいと台高の白倉又沢を計画します。最近の暑い夏にみんなうんざりしていたのか10人のメンバーが集まりました。白倉又谷は通算5回目のお気に入りの谷です。

 

<2020年の記録>

ikuyayuuki.hatenablog.com

 

 筏場駐車場でチーム編成をし、林道を入渓点に向かってテクテク歩きます。40分ほどで終点に着くので谷に降りて行きます。

 

 ここで事件発生。冷たい水にびっくりしたのかスミスミが足の裏の筋を痛めてしまいました。遡行を続けるのは厳しいようなので、一人林道を引き返し、我々が下山するのを待つ事になりました。(下界でたっぷり温泉と観光を楽しんでいたようです)

 気を取り直して遡行再開。最初の幅広の滝と釜は定石どおり右岸のリッジを登って越えて行きます。先行するなべちゃんチームは右から泳いで突破していました。

 

左のリッジから越えます
なべちゃんチームは右から泳いで突破

 次に現れるの7m斜滝と15m滝。斜滝はすぐ横を歩き15m滝の釜を泳いで左岸から巻き上がります。流れもそれほど強くありませんが釜が深いので泳ぐのには勇気がいります。

釜を泳いで左岸から巻き

 すぐに二俣。右からは細い滝が流れ込んできます。正面の緩い岩を登って行くと谷はゴルジュ状に。この谷のハイライトです。

右から滝が流れ込む

 2段になっている滝の中段の釜を泳いで左岸に渡るのがポイント。落ち口を横切るのは気持ち悪いですが、流れはそれほど強くないので引き込まれる事はありません。

釜を泳いで対岸まで

 後続はロープを伝って渡ってきてもらいます。そのままリッジを少し登り、左岸をトラバースしながらゴルジュを巻きました。

後続はロープを伝って

 巻き道の途中には8年前の事故の時の岩がまだ残っていました。(巻き上がる途中にこの岩が剥がれ、後続メンバーの足に当たってしまいました)

事故の時の岩

 このままゴルジュの出口まで巻いてしまうと面白くないので、途中の20m滝の手前で再び谷に戻ります。懸垂不要。

ここから谷に戻ります

 20m滝は釜を泳いで左岸に取り付きくと容易に巻く事が出来ます。この滝は2009年に初めて来て以来14年ぶりのご対面。

14ぶりの滝
巻くのは容易

 巻き上がったら大岩の下を潜り、少し進むと湧水の滝。この谷の水がとても冷たく、美しいのはこの湧水のお陰です。

大岩を潜り
少し進むと
湧水の滝

 湧水滝の少し先で昼食を摂り、そこから少し進むと馬の鞍谷との出合。出合にかかる滝の滝壺でダイブ大会を楽しみます。

少し進むと
ダイビング大会
JUMP!!!
にっこりたばっち

 ダイブを楽しんだら出合の滝を巻き上がり、その上の40m滝で引き返します。距離は短いけどいっぱい遊べたでしょうか。

40m滝
集合写真

 帰りは左岸についている杣道を使ってあっという間に林道まで。まだまだ時間に余裕があるので、林道脇の下部をキャニオニングで下る事にします。歩いて入渓できそうなところから適当に下りました。

林道から再入渓

 後は出てくる滝を滑り、淵に飛び込んでどんどん下って行きます。水温が低いのでウェットを着ているつるちゃん以外はガタガタ震えながらのキャニオニングになりました。

スライダー
ヒャッホー
スライダーは楽しい
ダイブ
ダイブ
発射される感じ

 ほぼ筏場の手前で林道に戻り、駐車場まで。観光に出かけたスミスミの車がなかなか戻って来なくてヤキモキしましたが、何とか無事合流出来ました。

 真夏の一日、楽しくワイワイ遊べてよかったです。また行きましょうね。