愛知川から鈴鹿の上高地 鈴鹿の紅葉探索行 2011.10.26
<メンバー>
単独
<山域、形態>
<山域、形態>
鈴鹿、ハイキング
<コース>
なんとなく仕事がぽっかり空いたので、思い切って平日に休みを取って山に出かける事にした。こんな事は初めてなので何だかウキウキしてしまう。久しぶりに単独で鈴鹿をブラブラ歩いてみよう。
いつもと同じような感覚で出発すると道路が車で一杯・・。そうか、平日は皆さん仕事に行くんだもんね。高速道路に乗るまではいつもの3倍かかったが、高速道路は空いていた。途中、コンビニが混んでいたり車が混んでいたりで朝明には8時過ぎに到着、いつもと勝手がちがうなあ。でも駐車料金はいつもどおりしっかり取られた。
人気の無いキャンプ場をテクテク歩いて羽嶋峰を目指す。最近は愛知川へ行くにも発電所まで車で行くので羽嶋峰峠を越えるのもいつ以来だろう。1時間を切ろうとがんばって歩いたら汗をかいてしまった。
ぶな清水もメジャーになった
ハト峰
ヒロサワ出合いまでの下りも久しぶりに歩く。湿地帯から流れ出す水は豊富で登山道はほとんど沢状になっている。靴が濡れないように気をつけながら下っていくと右手に小屋の残骸とダルマストーブがあった。こんなところに小屋跡があったなんて今まで気づかなかったなあ。沢音が聞こえてくるとほどなくヒロ沢出合いに到着。まずは天狗滝を見に行く。
ハト峰の湿原
小屋の残骸とダルマストーブ
愛知川右岸についている登山道を歩くがアップダウンが大きく沢を歩くよりきつく感じる。途中スラーダーの滝を覗いてみると淵が深くなっていた。天狗滝も淵の砂利がきれいに洗い流されており、もとのプールのような淵が復活している。今年の相次ぐ台風の作用だろうか、2008年の豪雨以降、愛知川が茶屋川のようになってしまうのではと危惧していたが杞憂だったようだ。天狗滝で休憩の後、再び上流に向かって歩く。
スライダーの滝
天狗滝
ダイモンジソウ
ヒロサワ出合いで左岸に渡渉する。紅葉はちょうど色づき始めで時折差し込む太陽に輝いている。時折現れる窯跡などを眺めながらのんびり歩いて行くが、道が水面から高い位置につけられている為、愛知川がほとんど見えないのが残念だ。
左岸の登山道を行く
まだ新しい窯跡
お金谷出合いを過ぎ、大瀞まで来ると鉄橋通行禁止の大きな看板が現れた。大瀞鉄橋を見るのも4年ぶりなので少し覗いてみる。橋は斜めに大きく傾き、下からみると折れ曲がっているように見える。こりゃだめだ・・。再び登山道に戻り、更に上流を目指す。
大トロ
もう渡れないなあ
色づき始めかな
鮮やかな水の色
2次林の紅葉
タケ谷出合い付近
貴重な赤色
まずは桂の大木にあいさつした後、2次林の平坦地をぶらぶらと歩く。紅葉は下流よりも若干進んでいるようで太陽に輝きとても美しい。当然辺りに人影は無く、聞こえてくるのは沢のせせらぎと風に木の葉が擦れるカサコソという音のみ。余りに気持ちいいのでもうここでのんびりしていく事に決めた。湿地帯を歩いて行くとブルーシートの壁の中にテントが張ってあるのを見つけた。人の気配は無かったので住人は外出中なのだろうか。
定住しているの?
湿地
上水晶谷出合いでのんびりと昼食を摂った後は稜線の紅葉の具合を偵察する為に尾根に上がる。根の平峠に向かう千草街道が尾根を回り込むようにカーブしている辺りから取り付き、後はひたすら高度を上げて行く。思った通り稜線の木々は紅葉する前に葉を落としていて、まるで冬枯れのような景色が広がっている。国見岳の北斜面が近づいてくると県境稜線もすぐだ。見晴らしのいい岩の上で寝ころんで少し休憩。
尾根には葉が無い
イブネの台地が正面に
バランス岩
国見岳の西面(紅葉はさっぱり)
帰路は県境尾根を歩き、キノコ岩、ブナ清水経由で朝明へ向かう。ここ数年で著しく増えた道票をたどるとほとんど苦労もなくブナ清水へ到着。丁度夕日が差し込み、日本庭園のような美しさを見せていた。伊勢谷から朝明Pへ戻るともう車はほとんど残っていなかった。
キノコ岩と釈迦
猫谷遠望
夕日に輝く紅葉
ぶな清水(動画)
終わり
今回の地図