晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

愛知川 沢遊びテーマパーク 2008.08.10

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下谷尻谷出合で水遊び

 

<メンバー>
サークル

 

<山域>

 

<コース>
朝明-ハト峰‐白滝谷出合‐愛知川本流遡行-ヒロサワ‐ハト峰‐朝明

 

 毎年夏の恒例行事となりつつあるサークルの愛知川本流遡行。行った回数はすでに5~6回になるかも知れないがやっぱり楽しいコースなので今年も参加する事に。最近雨が降ってないので水があるか心配・・。

 

 いつもの通り朝明で集合しハト峰を目指す。いつもの事ことながらキャンプ場で水遊びする子供たちの声を聞きながらのスタートになる。

 

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子供の声で賑やか

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ハト峰を目指して

 

 ネコ谷の堰堤では子供たちのパーティーが下りてくるのに出くわした。聞けば、朝の5時半から根の平峠から周回してきたらしい。暑いのに頑張るね(引率の大人たちが大変そう・・)

 

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もう下山ですか?

 

 ハト峰はジリジリと太陽が照りつけ、白い砂礫の山が一層白く感じる。こんな所に長居は無用なので、水分補給と記念撮影をして白滝谷道を目指す。(ハト峰峠の湧水もかなり少なくなってた)

 

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灼熱のハト峰

 

 白滝谷道は木陰で沢沿いなので暑さも少しはまぎれる。でも途中の赤ナメの水も少なく、何となく不安な気分になる。

 

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木陰に入ると涼しい

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赤ナメの水もチョロチョロ

 

 朝明出発から2時間余りでついに本流(白滝谷出合)へ。お昼御飯前にさっそく体を冷やすが、水量はいつものー30cm以上。んー・・。

 

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白滝谷出合(水位低いな~)

 

 それでも今日は沢初体験が二人いるので、積極的に濡れながら進む。今日はすれ違うパーティーもたくさんで、やっぱり人気コースだなと感じる。

 

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沢初挑戦?

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今日の愛知川は人がいっぱい

 

 最初のゴルジュは今日最初の泳ぎ区間。まさかここも泳がずに歩けるってことないだろうな・・と思っていたら、ちゃんと足は付かなかった。沢初体験のメンバーはザックの浮力で泳ぐ事におっかなびっくり、そしてすぐに楽しんでいた。

 

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ここは泳がなくては

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足がつかない~

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楽しい?

 

 次のお楽しみポイントは下谷尻出合。右手から流れ込む支流の出合は、チョックストーンの滝を従え、深い壁に囲まれたホールのような釜になっている。支流の水は本流より水温が低く、なんだかきれいに感じる。ここでは滝に打たれて修行ごっこ。N君は水中メガネ持参で準備万端。

 

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下谷尻谷出合で水遊び

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肩こりに効く~!!

 

 さらにS字状のミニゴルジュを泳ぐといよいよ天狗滝が登場だ。リーダーのBやんは全員直登で突破を目指すという。まあ、今日の水量なら大丈夫だろう。

 

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Eちゃん、フォームが変だよ

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天狗滝も水量少ない

 

 釜の水位もすっかり下がっているので、いつもは泳ぎながらの滝下への取り付きも今回は全く苦労しない。右手から取り付き、一気に滝裏に回ってしまえば、階段状になっていてそこから上に登るのは全く問題はない。

 

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滝裏の人がわかる?

 

 結局、メンバー全員2回ずつ直登して天狗滝は完全制覇(この位の水量だと、巻き道の方が危ない気がする)。次なるポイントを目指し更に泳ぐ。

 

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泳ぎも板についてきました

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ここも水位低いな~

 

 次は天狗の踊り場と呼ばれる岩棚の横の淵。出口が1m滝になっているが、足場が悪く登るのにはちょっとばかり苦労する。普段は左側の岩棚を歩けばらくらく通過できるのだが、今回はあえて全員突破にこだわってみた。水圧との戦いが楽しい。

 

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この水圧が・・

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順番待ち

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やったー越えたよ!

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うんしょっと

 

 さて、いよいよ今回のハイライト、ウォータースライダーの滝。水量が少なく、スライダー出来なかったらどうしようかと悩んだが、なんとか滑るだけの水量はあったので一安心。ここもメンバー全員童心に帰って遊びまくり。

 

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ここも埋まったかな?

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これができるだけの水量はありました

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上から

 

 さんざん遊び過ぎたので唇が紫になってしまった。暖かいコーヒーで長めの休憩をとった後、ヒロ沢で遡行終了。後は重くなった体を引きずって、ハト峰越えで朝明に戻る。

 

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ここを抜けるとヒロ沢

 

 朝明には17時過ぎに到着。あー楽しかった。このコース、行きと帰りの峠越えが厄介だけどそれだけ、沢の楽しさが倍増する楽しいコースだ。何回通っても飽きる事のない面白コース、まるで沢遊びのテーマパークのようだった。今回で、またリピーターが増えるといいな。