晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

鈴鹿 カニクチ谷~天狗谷周回 沢登り 2022.04.30

カニクチ谷大滝

 <メンバー>

鈴鹿ハイキング倶楽部 9名

suzuhaisecure.sakura.ne.jp

<山域・形態>

鈴鹿沢登

 

<コース>
旧R421ゲート(7:25)~旧R421~カニクチ谷入口(8:10)~カニクチ谷遡行~昼食(11:15~11:40)~中間尾根(12:10)~天狗谷(12:30)~天狗谷下降~旧R421(15:10)~旧R421ゲート(15:40)

 

 

 GW前半はどうも天気がイマイチ・・。という事でホームの鈴鹿で日帰り沢登りを企画します。

 

 行先は宇賀川支流のカニクチ谷から天狗谷の周回コース。短いながらロープを出す滝登りもあり、下りは懸垂下降もするのでロープワークの練習には丁度いいお気に入りの谷です。

 

<2021年の記録、人数多くカニクチ谷ピストン>

ikuyayuuki.hatenablog.com

 

 旧R421ゲート前からカニクチ谷の入り口まで旧国道をテクテク歩きます。入渓してすぐに出てくる12m滝は水流左のスラブを登ります。一応、ロープを出してビレイの練習。

 

まずはゾロゾロと旧国道を歩く

最初の滝は左のスラブから

小滝は華麗にステミングで

 

 Y字滝を左に入り次に現れるのはカニクチ谷大滝(20m)。ここも3チームに分かれ、ロープを出して登ります。

 

Y字の滝を左に進むと

カニクチ谷大滝

 

 今日の気温、水量では水線を行くのは辛く右サイドから登りましたが、中間支点が取れなかったのでトップはフリーになってしまいました。岩も脆く、落ちれば唯では済まない高さなのでちょっとリスキーだったかなと反省です。

 

ロープを引いて右から

新緑の滝登り

滝登りは楽しい

 

 次の7mは右からトラバース気味に登ります。ここはカムも効いていいロープワークの練習になりました。

 

右からトラバース気味に登る

 

 3番目の2段滝を超え、水流が乏しくなった辺りで昼食休憩。今日はいいペースで来ているので天狗谷へ乗越す事にします。支尾根への取り付きは岩が堆積したルンゼで少し緊張しました。

 

 天狗谷への下降もうまく地形を読み、立木を利用しながら懸垂下降なしで沢へ着地できます。しばらく下ると小滝が出てくるので懸垂下降の予行演習です。

 

天狗谷の上流部へ降り立ちました

小滝で懸垂下降の練習

 

 そして下りのメインイベント 支流の隠れ滝の懸垂下降です。いさおチームは落ち口から先にトラバースし、ロープ1本で懸垂下降しようとしています。

 ここはそのまま落ち口からロープ2本で降りられるので我々チームは直接下降。今日が懸垂下降初めてのまひろ君はとても怖かったようです。

 

この滝の下りは怖かった~(らしい)

 

 天狗滝本流の滝も懸垂で降りても面白いのですが、先行チームがF4を巻いて降りていたので、我々も巻き。F3は懸垂下降。F2も巻き下りました。

 

天狗滝F4右岸から巻き下りる

F3は懸垂下降


 最後のF1は水流のすぐ左を降りるチームと右岸から降りるチームに分かれます。右岸からの懸垂は完全に空中懸垂。

 

水流のすぐ左を下りる

まひろ君も続く

右岸は空中懸垂

 

 あとは旧国道をテクテク歩いてゲートまで。大人数でしたが効率的に登る事が出来、天狗谷の周回も出来たので満足のいく山行でした。

 

集合写真

 

参加の皆さん、ありがとうございました。