晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

鈴鹿 かずら谷 沢登り 沢登り体験会 2022.04.17

こうやるんやで?

 <メンバー>

鈴鹿ハイキング倶楽部 6名

suzuhaisecure.sakura.ne.jp

<山域・形態>

鈴鹿沢登

 

<コース>
宮妻峡(7:30~8:45)~カズラ谷入渓(9:10)~10m滝上・昼食(11:55~12:25)~エスケープ~P682(12:40)~カズラ谷道~宮妻峡(13:10)

 

 今年も鈴鹿のかずら谷で沢登り体験会を開催します。滝場が多く、適度にロープを出すので沢登りの楽しさを味わってもらうのにはちょうどいい谷です。過去にも何回か沢登り初めての人と遡行しています。

 

<2020年の記録>

ikuyayuuki.hatenablog.com

 

 今回の体験参加はなんと65歳のIさん。山登りを初めて2年くらい。今は楽しくて仕方がないそうです。今回の為に沢足袋を買っての挑戦、幾つになってもチャレンジ精神がある方はいいなあ。会員のおけいさん、のろっちも会に入って初めての沢です。

 

 ハーネス、ヘルメットなどは貸出して必要最低限のロープワークをレクチャーします。そして駐車場の法面を使って懸垂下降の練習。(退却で沢を下る場合には必要なので)

 

沢に入る前に

懸垂下降の手順を練習します

こうやるんやで

 

 いよいよ入渓です。登山道を少し歩き、堰堤を越えたらまずはゴーロ歩き、不安定な足元に注意しながら歩きます。
 

入渓

 

 そしていよいよ滝場に突入。まずは沢靴のフリクションを確かめながら簡単な滝を登ります。

 

これはウォーミングアップ

フリクションを確認してね

 

 最初の難関5m滝。まずがロープを引いて上がります。離水するところが少しだけハング気味になっており、慣れていないときついかも。でも巻く訳にはいかないので挑戦してもらいます。

 

 なべちゃんにも滝上に上がってもらってIさんの番。Iさんは沢登り体験会とうのは沢沿いの道を歩くだけと思っていたようで、まさかの登攀にびっくり。覚悟を決めて果敢にトライしています。

 しかし、岩登りの経験もないのでさすがに苦戦しています。ザックを置いて空身になり、なべちゃんと二人かかりで引き上げて何とかクリアしました。おけいさん、のろっちは難なくクリアです。

 

ここは巻けないので

 

 その後しばらく難しい所はないので、沢登りを楽しんでもらいます。次の10m滝もロープを出して左から登ります。ここは階段状なので問題なし。

 

この辺は軽快に

左からロープを出しました

 

 土石流で荒れた河原を越え、8mほどの小滝を越えると核心の10m。ここはさすがに厳しそうなので、Iさんと一緒に右岸の巻き道で越えます。他のメンバーはなべちゃんのリードで直登を楽しんでしました。

 

体験のIさんも頑張ってます

この滝を越えると

アドレナリン全開で越えます

 

 10m滝を越えたところで昼食。食べている間に雨が降ってきたので撤退する事にします。幸い、右岸から支尾根が下りてきていたので、そこを登ると15分ほどでP682に出る事が出来ました。

 

 あとは登山道を下って宮妻峡の駐車場まで。無事に下りる事が出来てほっとしました。

 

 今回、雨のおかげで撤退してしまいましたが、沢登りがどんなものか体験してもらえたと思います。これが楽しいと思ったらまだ鈴ハイの門を叩いて欲しいなあ。

 

 参加の皆さん、ありがとうございました。