北鎌尾根から槍ヶ岳① 長~い雨のアプローチ 2015.08.22
水俣乗越から天上沢、晴れて来た~!
<メンバー> サークル 4人+1人
<山域、形態> 北アルプス バリエーション
<天気> 雨のち晴
昨年、奥穂高から西穂高から縦走を終えたあとに「次は北鎌やな」と言っていたのが、1年を立たずに実現する事になった。初のアルプスバリエーションに望むに辺り色々と調べた結果、北鎌は「1に体力、2に体力、3、4が無くて5にルーファイ」という事らしい。最近沢ばかりでガッチリ歩いていないので体力が少し心配。
装備は軽量化を図るため、登攀具は最低限(ハーネス、カラビナ、スリング、20m補助ロープ)、2泊目の宿泊は小屋泊(食事付き)にした。
横尾に着いても雨は止まない。横尾大橋を渡る北穂チーム3人を見送って我々は槍沢方面へ向かう。ここからは賑やかなおしゃべりは無くなり、雨の中を黙々と歩く。
槍沢ロッジも雨。大曲り分岐で簡単に昼食を済ませ、水俣乗り越しに向けて登りに掛かる。合羽を着ての急登はまさに蒸し風呂状態。自分の汗でずぶ濡れになってしまう・・。やっとの思いで400m弱を登り切り、水俣乗越しに着くと天上沢方面には青空が広がっていた。ほっ。
思い切りガレた沢を落石に注意しながら北鎌沢出合に向かって約600mの下降(折角登ったのに・・)。ゴーロの谷は思ったよりもスピードが上がらず北鎌沢出合まで2時間半以上かかってしまった。あーつかれた。
北鎌沢出合にはすでに2張のテント。お盆休みにはたくさんのテントがあったのだろう、きれいに整地された場所がいくつもあったので設営場所に困る事は無かった。後は薪を集め、焚火の準備。雨と汗でぬれた服をまるで沢泊の時のように乾かしながら今回もFFさん手作りの御馳走を頂く。軽量化を考慮しながら明日のカロりーまで計算し、尚且つ美味しい料理に今日の疲れも吹き飛ぶ感じ。
明日は本番なので早々にテントに潜り込む。空には星が輝き明日の晴天を約束してくれている。期待と不安でドキドキのはずがあっという間に眠ってしまった。
つづく