晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

毘沙門谷からダイラ 晩秋の紅葉ハイク 2015.11.29

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毘沙門谷の古の道

<メンバー> サークル 12+1人

<山域、形態> 鈴鹿 ハイキング

<コース>   時山(8:35)~毘沙門谷出合(9:20)~毘沙門谷
      ~右岸尾根取り付き(10:50)~ダイラの頭(12):15)
      ~ダイラ・昼食(13:20~14:00)~琵琶池(14:35)
      ~時山(15:35)

<天候> 曇り

 温かい11月が続く。鈴鹿の紅葉も最終盤に差し掛かるのでダイラに出かける事にした。今回もメンバーは13人の大盛況。時山のキャンプ場は閉鎖されていたので、養魚場の駐車地に車を停めてスタート。

 最初はアンゾ谷から行く予定だったが、荒れているという事前情報とそれでは少し物足りないというメンバーの声に応えて毘沙門谷に変更する。

 かつて関ケ原合戦の時に島津軍が敗走したという道を辿り、毘沙門谷出合まで。出合の炭焼き釜はもう使われていないようだ。木橋は何とか渡れる状態。




 毘沙門谷は古い石垣の道跡がつづく昔の山と人との繋がりを思い起こさせる鈴鹿でも好きなルートの一つ。ただ、橋は落ち、石垣がところどころ崩れて辿るのは大変だ。何度となく渡渉をしなくてはいけない。





 両岸が迫ってくると渡渉も回数も増えてくる。流石に13人で行動していると時間がかかってしまい、このままでは時間切れタイムオーバーの危険が出て来たので、たまらず右岸の尾根に逃げる。ザレタ急斜面をひいひい言いながら登るとすぐに尾根にでた。



 尾根上は登山道では無いもののテープも踏み跡もある鈴鹿のプチバリルート。途中、ナメコを見つけて収穫。去年あたりから鈴鹿でも「ナラ枯れ」の被害が広がているらしいが、このナメコの方策もこれが原因かもしれない。


 ダイラに頭に着くころにはガスが濃くなり小雨も降って来たので三国岳山頂はあきらめる事に。ダイラの頭からいったん鞍部に降り、少し登り返したところから支尾根を伝ってダイラに降りる。ただルートはややこしく、谷に降りるとダイラの頭からダイレクトに降りて来る赤テープがあった。なーんだ。


 あとは薄い道型(テープはふんだんにある)を辿ってダイラに到着。紅葉は最終盤、ほとんどが落葉していたが、落ち葉が降り積もるとてもいい雰囲気の2次林だ。遅い昼食を摂る。




 帰路は琵琶池を経由し、時山にダイレクトに降りる尾根を下って行く。再びナメコを発見に収穫する。思ったよりも早い時間に時山に着いた。



 久しぶりに藤原のアタントで反省会をして解散。前半はアドベンチャーだったけど後半は癒しのいい山行になった。参加の皆さんありがとうございました。