晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

富士見台 ホワイトアウトスノーハイク 2015.03.08

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一瞬の青空

<メンバー> サークル 12人

<山域、形態> 北アルプス ハイキング

<コース> 神坂神社(7:55)~神坂小屋(11:35~12:45)~富士見台(13:00)
    ~万岳荘(13:40)~神坂神社(17:00)

<天気> 曇り時々晴れ

 さあ3月。雪山シーズンもそろそろ終盤。今週は富士見台で泊まり山行きが企画されていたが、このところ初心者向けの企画が少なかったので日帰りで美ヶ原を計画する。

 ところが例によって週末がまたしても雨予報。富士見台組も日帰りに変更になったので、せっかくなので合流する事に。結果的に12人の大パーティーになってしまった。

 神坂神社前に車を停めて植林帯の中を歩く。最近暖かい日が続いたせいか駐車場に雪は見られない。傾斜がゆるくなり尾根に乗ってからは雪の上を歩く事になるがガスが広がり、幽玄の世界に。見晴らしのいい台地が広がるはずの富士見台高原だが当たり一面真っ白になってしまった。メンバーが多いのではぐれないように歩く間隔に気をつけなくてはいけない。





 ホワイトアウト状態で雪の上を歩いていると上下さえもわからなくなり、不思議な感覚・・。GPSを頼りに神坂山の山腹を巻き、稜線を目指していると不意にガスが切れた。雲間に浮かび上がったまるでラピュタのようだと歓声が上がる。






 神坂小屋で昼食を摂り、雲が取れているうちに富士見台を目指す。一瞬の間だったけど青空に雲海が広がり、すばらしい景色を見る事が出来た。




 帰り再びガスが広がる中、当初泊まる予定だった万岳荘を覗きに行く。ストーブの完備されたきれいな冬季小屋だった。(いつかここで宴会したいなあ)



 帰りは往路を戻らず、P1471を巻くぶなコースをたどったが、ノートレースのトラバース路や林道の踏み抜き地獄にはまり、かなりのロスタイム。何とか神坂神社にたどり着いた時には9時間が経過していた。



 天気、雪のコンディションもあり会心の山行とは行かなかったが、まあそこそこ楽しむ事が出来た。でもやっぱり雪山には青空だよなあ。参加の皆様お疲れ様でした。