晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

茶屋川支流滝ヶ谷 チームMETマイナー沢探査始動  2014.05.24

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滝ヶ滝の滝

<メンバー> 山仲間 3名

<山域、形態> 鈴鹿 沢登

<コース> 国道422(8:25)~茨川林道~八風谷(入渓)~茶屋川(8:45)
    ~滝ヶ谷出合(9:20)~滝ヶ谷~山の神峠・昼食(12:00~13:00)
    ~P749(13:20)~荒谷~茶屋川(14:50)~茨川林道~国道422(15:30)

<天気> 晴


 今年は始動が遅く5月になってしまったチームMETでの沢登り。スタートはやはり鈴鹿の秘沢探査で出かけたのは、茶屋川支流の滝ヶ谷。茶屋川流域は山深いもののここ数年の豪雨の影響で埋まってしまった谷も多く、外れ沢の心配もあるが、その名が示す通り滝があることを祈って出撃する。

 新しくなった国道422、茨川林道の入り口正面の空き地に車を止め、出発準備。茨川林道を少し歩いて八風谷の発電施設?の横から入渓。白い花崗岩の明るい雰囲谷に気分も明るくなる。


 谷を飛び石で下って茶川本流へ出る。茶屋川の水は笹にごりだ。まだ上流の土石流の影響が残っているのだろうか。国道422の脚柱の下を通過し滝谷出会いに到着。入り口はいきなり険悪なゴルジュ風で中に10mぐらいの滝が立ちはだかっている。


 michi君が偵察に行くと何とか登れそう。左からさくっと越えてしまう。続いて私、念の為、ロープで確保してもらい登り出すと落ち口直下でスタンスが崩れてテンション!。ロープのおかげで難を逃れたが落ちた石がEちゃんに当たってしまった。Eちゃんもたいしたことが無く遡行を継続する事ができたが、どんなに簡単と思っても安全対策は手を抜いちゃいけないと改めて思った。

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滝ヶ谷出合いの滝


 谷は一旦平流になる。傾斜が緩いせいか滝が出てくる気配は無く、平凡な谷歩きでどんどん距離が延びて行く。これはどうもハズレ沢っぽいな~なんて思っていたら、直登出来る滝5~8m程の滝がいくつか出てきたので一安心。今日のコースを選定したmichi君も安心しているようだ。

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一旦は平凡に





 水は次第に細くなり源流の雰囲気に。谷というより湿地帯に近くなってくると山の神峠はすぐそこだ。以前は風情のある峠だったようだが、今は鉄塔が立ち、昔の面影は無い。のんびりとお日様を浴びながらお昼休憩をする。



 帰路はP749まで歩き、そこから荒谷を下降して茶屋川を目指す。名前の通りすっきりとしない谷で歩くのに苦労したが、懸垂下降は一回で済んだ。まあ、登りだったら面白い谷ではなかったかなあ。最後は茶屋川を渡渉し、茨川林道を歩いて駐車地まで。




 鈴鹿の秘沢探訪もだんだん外れの確率が上がってきており、今回もどうだったかと問われれば微妙な所だったが、予備知識無しで未見の沢に行くのどんな沢でもそれなりの面白さがあるというものだ。久しぶりのmichi君、Eちゃんも元気そうだったし、何より絶妙の呼吸で遡行出来るのは何とも気分がと良かった。今年もいろんな沢へ挑戦しよう。