晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

竜ヶ岳 満開のシロヤシオは羊の放牧 2014.05.25

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竜ヶ岳のシロヤシオ

<メンバー> 鈴鹿ハイキング倶楽部 12名

<山域、形態> 鈴鹿 ハイキング

<コース> 焼野(8:00)~太尾~長池(9:20)~白谷越(9:50)~竜ヶ岳(11:30)~セキオノコバ・昼食(12:40~13:15)
    ~静ヶ岳(13:45)~又川右岸尾根~茨川林道(15:30)

<天気> 晴

 今年は気候の影響かアカヤシオ、石楠花と花の咲き具合がとても良い。それならシロヤシオも良いだろうという事で、鈴鹿シロヤシオでは定番中の定番、竜ヶ岳に出かける事にする。

 考える事はみんな同じで宇賀渓の駐車場は7時時点でほぼ満車。そんな状況の中、事もあろうかキャンプ場の管理人が手前の無料駐車地に立ち入り禁止テープを巻きだした!何の権利があってこんな事するのだろうか。宇賀渓キャンプ場はとにかく腹立たしい事が多すぎる。

 ただ、我々は混雑を避けて滋賀県側からのアプローチ。石グレトンネルを越え、茨川林道を進み焼野から太尾の末端に取り付く。

 植林の急斜面を登り尾根に乗っかると緩やかな新緑の尾根になる。ハイカーは我々以外には見えず聞こえるのは鳥のさえずりと我々の話声だけ。


 緑の中に佇む長池をあっさり通過し、一旦標高を下げると白谷越に到着。昔、茶屋川と石グレ峠を結んだ古道から急な尾根を登り返すと白谷のザレ場が現れる。侵食の進んだ花崗岩の尾根は平均台のようで、おっかなびっくり登る様子を楽しもうと思ったが、皆あっさり登ってしまったので拍子抜けだった。




 ザレ場を越えると尾根の急登。時折木の根をつかんでのモンキークライムを交えて高度を上げていく。傾斜が緩やかになり馬酔木が出てくると稜線はもうすぐ。最後は笹原を歩いて登山道に合流する。



 登山道は人が行き交う銀座通りのようになっている。たくさんの人とすれ違いながら竜の背のようにうねった尾根を進むと人がたくさん集まっている場所が見えてきた。竜ヶ岳の頂上だ。


 頂上から蛇谷源頭部を見下ろすと予想通り見事なシロヤシオ。笹原に点在する白い花をつけたシロヤシオの木々はまるで羊のよう。(若干緑が混じっているが)。皆の顔も自然とほころんでくる。

 ただ、頂上は人が多いのでもう少し進んでから昼食にする事に。記念撮影をした後、県境三叉路に向かって歩いていく。しかし本当にきれいだ。今年実に来られた人は本当にラッキーだ。









 県境三叉路を静ヶ岳のほうに向かうと途端に静かな雰囲気に。セキオノコバの近くの池で昼食休憩にする。今年はまだモリアオガエルの卵は見えないなあ。


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セキオノコバ(の近くの池。?)で昼食

 下山は静ヶ岳経由、又川谷の右岸尾根から。最近のエアリアでは破線道になっており、結構歩く人もいるのかなと思ったら、踏み跡は薄く、藪もうるさい。なれないメンバーは疲れてしまったようだが、ほぼ予定通りの時間で茨川林道に到着。車を回収しに走って下ってくれたリーダーのおかげで林道歩きも省略できた。




 5月の竜ヶ岳にはもう何年も通っているがこれほど見事なのは何年ぶりだろう。たくさんのメンバーと歩くのも楽しく、何回も歩いたコースであってもとても楽しかった。参加された皆さん、ありがとうございました。


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