晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

谷川 東黒沢 楽しいスライダーの沢 2015.07.20

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ハナゲの滝(変な名前)

<メンバー> サークル 6人+2人

<山域、形態> 谷川 沢登

<コース> 白毛門登山口(7:25)~ハナゲの滝(8:05)~二俣(8:40)
    ~標高920m地点(9:40)~ハナゲの滝下・昼食(11:10~11:40)
    ~白毛門登山口(12:10)

<天気> 晴

 谷川岳の沢・・関東の沢屋がホームグラウンドにする憧れの地。今回、毒水沢の翌日に行く半日程度の沢を探していたら、はなゴンさんから「東黒沢はどう?」と教えてもらった。調べれば、キャニオニングのツアーが頻繁に入っているらしく、半日でもそこそこ楽しめそうだ。草津からは車で2時間近くかかるけど、せっかっくなので行って見ることに。

 前夜泊地の道の駅は運よく?施設の軒先にテントを張る事が出来た。夜半は雨も降ったようだが快適な宴会。お腹がパンパンになった状態で速攻寝てしまう。

 翌朝、土合駅からすぐ上の白毛門の登山口に車を停め、沢準備。駐車場の奥の踏み跡をたどって入渓する。少し早く入渓したようで、最初は堰堤を超え、平凡な谷を歩く。

 谷がカーブしているところで何やらモヤがかかっている。何かなと思ったら巨大な雪渓が!標高1000mも満たない場所でこんな大きな雪渓があるとは。さすが雪国の沢。


 少し苦労して雪渓をやり過ごすと目の前には見事なナメが広がる。スケールの大きさにびっくり。しばらく歩くとハナゲの滝に到着。



 ハナゲの滝は50~60m(もっとかな)はあろうかとという大きなナメ滝。どこかに巻き道があるはずだが、せっかっくなので左岸をヒタヒタと登って行く。フリクションは良好で特に問題無し。




 ハナゲの滝の上も明るく美しい谷が続く。頭上は大きく開けていて、広葉樹の森はやさしい。小滝とナメが次々に現れ、普通に歩いていても楽しくなって来る。今回の山行ではなぜかジャンプして写真を撮るのが流行した。












 どこまでも遡行していたい気分だが、今日は名古屋まで戻らなくてはいけないので早々に折り返す事に。二俣の所で記念撮影した後、谷をそのまま下って行く。


 こんなナメナメ天国の沢でスライダーをやらない手は無い。みんなお尻が破れるのも恐れず果敢にスライダー。1か所、キャニオニングのツアーが目玉にしているナメがあり、試しに滑ってみたらとても面白かった。今までで一番滑り応えのあるスライダーかもしれない。




ロングスライダー(これは楽しい)


 ハナゲの滝は予想した通り、ツアー客用?の立派な巻き道が右岸にあったのでそれを利用して下る。滝下で昼食&昼寝をしてのんびり下山。


 予定通り、昼過ぎには駐車場に戻り帰り支度をする(これが結果的に良かった)。延々を西へ向けて車を走らせていたら水上温泉が集中豪雨で道路が崩れたとのニュースが・・。そんな中に沢の中にいたらと思うとぞっとする。そう考えると今回は何から何まで上手くいった遠征だった。

 参加のみなさんありがとうございました。