晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

鈴鹿 御在所 待望の積雪を本谷で味わう 2013.01.05

やっぱり冬は雪が無くっちゃ!

 

<メンバー>
山仲間 2人
      
<山域、形態>
鈴鹿、ハイキング

 

<コース>
湯ノ山温泉奥P(8:25)~本谷~不動滝(9:15)~大黒滝(9:50)~大黒岩(11:00)~御在所山上公園・昼食(11:15~12:20)~裏道~国見峠(12:30)~藤内沢出合(12:55)~藤内滝(13:05)~藤内小屋(13:40)~鈴鹿スカイライン(14:10)~湯ノ山温泉奥P(14:25)



 1月4日、待望の雪が鈴鹿の山にも降ったようだ。1月6日は藤内沢の予定だがこの雪(がない状態)ではどうしようかと悩んでいたところなので待望といったところ。でも1日だけの降雪で状況がわからないので偵察に行くことにした。偵察メンバーは藤内沢にも一緒に行くことになっているシュークリームさん、シュークリームさんは連荘を苦にしないので心強い。

 

 湯ノ山温泉奥の駐車地に停めて御在所山の家に向かう。偵察といっても同じコースを行ったのでは面白くない。本谷を登り、山上公園と裏道から藤内沢出合辺りで積雪の状況をチェックしようと考えた。スカイラインの積雪はまずまず。でも1日しか降っていないのでスカスカの新雪だ。

 

スカイラインの積雪具合 まずまず

 

 ひっそりと静まり返った御在所山の家の横を通って本谷に向かう。すでに複数のトレースがある。今日はラッセルしなくて済みそうだ。本谷の岩も綿帽子を被ったようになっているが、やはりスカスカの新雪で逆に歩くのに苦労する。

 

山の家 今日もひっそり

本谷、そこそこ降ったようです

 

 滝が氷結するほど気温は低くないので頑張って歩いていると汗をかいてしまう。不動滝で先行者に追いついたので小休止。不動滝のツララは流石に立派だった。

 

でも滝は氷結するほど冷えない

不動滝 つららが立派

 

 不動滝を巻き、雪の帽子を被った大岩の間を登っていく。二股を右に入り、唯一の難所の乗り越しをエイヤっと超えると見事に氷結した大黒滝に到着。昨年、滑落して亡くなられた方の冥福を祈る。

 

綿帽子

唯一の難所もさくっと

大黒滝、見事に氷結

 

 大黒岩を巻き上がり、三角岩をくぐったらロープウェイ直下の最終直線部分になる。雪は軽く、先行者のトレースもあるのでサクサクと登る。登るにつれ樹氷がどんどん美しくなってくる。空に薄雲が出始めたのは残念だが、十分なすばらしさ。

三角岩は無事に潜れた

定番ショット、どんどん上がっていきます

もうすぐゴール

やっぱりこれくらい無くちゃね

 

 谷を最後まで詰め、左手から降りているロープを頼りに右岸に上がると大黒岩は目の前。大黒岩で小休止しながらロープウェイの観光客に手を振って観光振興に一役買う。

 

大黒岩

大黒岩から本谷

大黒岩からRW駅

 

 まだ時間も早いので昼食は山上公園に上がってからにする。スキー場はちびっ子そり広場、初心者用のゲレンデがオープンし、かわいい歓声が上がっている。樹氷目的の大きなカメラを持ったおじさん、おばさんも一杯だ。ロープウェイの駅を通り抜け、朝陽台側の広場でお昼ゴハンにする。

 

ちびっ子ゲレンデもオープン

氷瀑?作成中

鎌ヶ岳

雪化粧の鈴鹿山系

 

 藤内沢の状況を偵察するために一旦、3ルンゼの上を覗いてみる。アイスクライミングの人たちが何人かいるようで氷はしっかりついているようだ。でも上からでは積雪の状況がわからないので裏道から下山する事にする。

 

裏道から下山

 

 雪が適度についた登山道はとても歩きやすく、国見峠から藤内沢出合いまではあっという間についてしまった。せっかくなので藤内沢の様子を見に行くと、トレースはたくさんあり、やはり雪を待ちかねた人たちが何人か入ったようだ。
 ただ、藤内滝辺りは今までに来た中では一番雪が少なく、難易度も少し高くなりそうだった。うーん、(明日、行くかどうか)判断に迷うな・・。

 

藤内滝を偵察

上の方はしっかり凍っている

 

 個人的には行けない事は無いかな、と思っていたがシュークリームさんは乗り気ではないようだ。最終判断は転戦先の天気も見て総合的に判断しないといけないなあ、とか考えながら歩く。

 

藤内小屋、わんこは見なかった

 

 結局、鈴鹿スカイラインで出くわしたシュークリームさんの顔見知りの方(シャモニーのご主人)の助言で明日は転戦する事にした。本谷は申し分の無い美しさだったが、やはりもう少し降ってくれないと困るな~。(シュークリームさん、下見にお付き合いいただきありがとうございました)