晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

鈴鹿 入道ヶ岳 初詣山行は猿田彦大神に安全祈願 2013.01.03

今年一年、山行が安全でありますように

 

<メンバー>
サークル 10人
      
<山域、形態>
鈴鹿、ハイキング

 

<コース>
北尾根登山口(10:05)~北尾根~北の頭(12:00)~奥の宮・昼食(12:05~12:55)~入道ヶ岳(13:05)~二本松尾根~避難小屋・休憩(13:25~14:00)~北尾根登山口(14:35)

 

 ホームグラウンド鈴鹿での初登りはサークルの初詣山行という事で入道ヶ岳に登る。入道ヶ岳は導きの神様、猿田彦大神を奉った椿大神社御神体にもなっていて非常に霊験あらたか。山頂にある奥の宮に参詣し今年一年の山行の安全を祈念するのだ。

 

 せっかくのお正月なのでゆっくり目の集合にしたら初詣客の混雑が激しく、かなり離れた駐車場に停める羽目になってしまった。渋滞に巻き込まれた仲間もいて、スタートは10時近くになった。(これでも十分なのだが)

 

 神社の境内は非常に混雑しているので本殿の参詣はパスし、直接、愛宕社の石段に取り付く。

 

最初の核心部 愛宕社の石段

 

 この石段が今回の山行の核心部。お正月に鈍った体にいきなり鞭を打つ形になる。最初からヘロヘロのメンバーもいたが、私は昨日も山に行っているのでぜんぜん平気だった。

 

お正月で鈍った体にはきつい

もうへとへと

 

 愛宕社の社の裏から登山道に乗り、北尾根をたどっていく。例年ならもう現れてもいいはずの雪が今年はまったく見当たらず、晩秋か春先のような登山道をひたすら高度を上げていく。青空は気持ちいいが雪が無いのでちょっと物足りない。

 

雪はまったく無い

待ってくれ~

 

 傾斜がゆるくなり、馬酔木のトンネルが現れると頂上部はもうすぐ。井戸谷の対岸に鳥居もちらほら見え始めるとひと登りで北の頭に着いた。

 

馬酔木のトンネルを抜けると

北の頭に到着

 

 頂上部に出ると予想通り風が強い。北に見える御在所、鎌の上を雲がすごい速さで走り抜けていく。のんびりとしていられないのでさっさと奥の宮に向かうことにする。

 

御在所、鎌のツーショット

 

 奥の宮ではちゃんとお賽銭を取り出し、各自、お参りをする。「今年一年の山行が安全で楽しいものでありますように」。

 

奥の宮でお参り

 

 奥の宮の辺りは背後のピークがちょうどいい具合に風除けになるのでここでお昼ご飯にする。神様、ちょっと場所を借りますよ。

 

山頂方面

 

 昼食を済ませたら頂上へ向かう。池ヶ谷の源頭にあたる笹原の踏み跡には辛うじて雪が残っていたが、そこには動物の足跡が残っていた。犬のように見えたけどなんなんだろう。

 

辛うじて残る雪に動物の足跡

 

 山頂はいつものように風がビュービュー。パラグライダー出飛びたくなるのも無理は無い。山頂の鳥居の前で集合写真を撮る。今年は10人もの参加があったのでリーダーとしてはうれしい限り。サークルとしてもいいスタートが切れたようだ。

 

山頂は風ビュービュー

みんなにっこり!

なぜか風に向かって叫ぶ

 

 帰りは二本松尾根を使って下山。先頭のN君が飛ばしに飛ばしたので20分で避難小屋についてしまった。ここで下から持ち上げた餡子1kgを使ってぜんざいを作り、みんなで温まる。冬山であったかいものを食べるとどうしてこんなにおいしいんだろう。

 

避難小屋でぜんざいを頂きます

 

 ぜんざいの後もスタコラと下ったらあっという間に椿大神社に到着。朝の混雑はまだ続いていたので、本殿への参詣はあきらめて解散する事にした。

 

椿大神社は大繁盛

 

 年はじめの入道ヶ岳は簡単な山ではあるが、安全祈念という意味では気が引き締まって気持ちのいい山行だった。参加メンバーも多くにぎやかなスタートが切れた。ここ数年人手不足に悩んでいたサークルの運営も活性化するといいなあ。参加の皆さんありがとうございました。