晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

御在所 大黒尾根でプチバリエーション 2018.01.20

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初めてのルートは新鮮


<メンバー>

<山域、形態>
鈴鹿、ハイキング

<コース>
スカイラインP(8:15)~本谷~不動滝(9:00)~大黒滝(9:40)~大黒尾根
~大黒岩(13:40)~アゼリア昼食(13:5014:30)~中道~スカイラインP(16:20)

<天気>
晴れ後ガス

 ちょっと軽く体を動かしたい、ぐらいの気持ちで近場のショートコースに行こうと御在所本谷をチョイスしたが、気温は春の様に暖かく雪も解けてしまったようだ。

 そこでもし雪が無ければ大黒尾根に取り付いてみようと、メンバーにハーネス、ロープをもって来るようにお願いする。

 雪の無いスカイラインを少し歩いて御在所山の家の横から本谷に入る。御在所山の家は住む人がいなくなって少し傷んできたような感じ。

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 本谷にも雪は全く無い。ぽかぽか陽気の中、飛び石で高度を上げていくとなんだか沢登りをしているようでテンションが上がってくる。何だか楽しいなあ。

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本谷を行く、春みたい

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沢登りみたい、テンション↑

 不動滝、大黒滝を巻き上がり、いよいよRW直下の谷に入る。予想通りここまで高度を上げても雪は無いので大黒尾根に取り付く事にする。

 取り付きは三角岩の上から。我々が準備をしていると軽装の単独ハイカーがささっと大黒尾根を登って行ったので、これ幸いとばかりに後を追う。

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不動滝

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大黒滝

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大黒滝上でこんな感じ

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三角岩の上から大黒尾根に

 ヤブっぽい尾根を急登していくとRWの鉄塔がいつもと違う角度で見えて来るので面白い。岩登り的な所が出て来るが易しいのでフリーで登って行く。ただ上から見ると結構な高度感だ。

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ロープウェイの角度がいつもと違う

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岩登り

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高度感あるねえ

 ハングした岩に行く手を阻まれる。左側には残置スリングがあったが、ちょっと登れそうに無いので右側を偵察に行く。一段下がった所にトラバース用にトラロープが張ってあった(ネットで見た事ある)ので右側にルートを取る。

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ここは右から

 トラロープ沿いにトラバースしてそこから左に巻き上がって尾根芯へ復帰。しかしそこからのルートが良く分からない。先行者の足跡は右側をトラバースしているが、高度感ありすぎの岩壁だ・・・。残置のペツルがあったのでそこを支点にロープを出してトラバース。ほんの数歩の距離だが空中に体を投げ出す感じで冷っとした。

 足場が安定したところまで来ると後は安心、ロープをフィックスして後続を呼ぶ。後は少し岩をよじ登ったら大黒岩のテラスに出た。うーん、知ってる場所に来ると安心感が違うなあ。ロープを出してモタモタしていたのであたりはガスに包まれ雪が降って来た。

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大黒岩に到着

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こんな感じで登ったと思う(別の日の写真)

 大黒岩から山上公園に出たらもうすっかりお昼を回っていた。せっかくなので昼食はアゼリアのカレーうどん。これまで数えきれない位御在所に登っているが、アゼリアでご飯を食べたのは初めてかもしれない。美味しかった。

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お昼は御在所カレーうどん

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ここにもロープウェイが

 ガスガスの中、そり遊びに興じている子供たちを横目に見ながら中道で下山。いつもの通り、ガスの下まで降りると視界が開ける。雪の無い登山道をサクサク歩いて駐車場に戻った。

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そり遊びする子供たち

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地蔵岩

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おばれ岩

 今回、初めて歩いた大黒尾根。ちょっとしたバリエーションルートで中々面白かった。ルーファイに戸惑ったので次回来る事があればもう少しスムーズに抜けたいなあ。

 参加の皆さんありがとうございました。