晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

北アルプス 唐松岳 ① 後立山で親子登山 2012.08.25-26

八方池

 

<メンバー>
親子(おかんと)2人
      
<山域、形態>
北アルプス、ハイキング

 

<コース>
八方スキー場ゴンドラ駅(8:10)~八方山荘(9:00)~八方池(10:00)~扇雪渓(11:10)~昼食~丸山(12:20)~唐松山荘(12:45)~ビール~唐松岳(14:20)

 

 屋久島、白山、御嶽山とやってきたおかんとの親子登山、今年は北アルプスのメジャーどころに連れて行くと約束していた。コースは色々考えたがやっぱりおかんの脚力を考え、手堅く唐松岳(小屋泊まり)で行く事にする。

 

 早朝に車を走らせて八方スキー場のゴンドラ駅へ到着。シーズンオフのスキー場なんて人が少ないだろうと思っていたら、とんだ見当違い。避暑を求めてやってくる人たちであふれかえっていた。

 

ゴンドラの切符を買う列・・ひょえ~

 

 ゴンドラ、リフトを乗り継いで八方尾根に取り付く。既に登山者や団体旅行客でいっぱいの登山道を歩き始める。横にはきれいに整備された木道があったが敢えて尾根芯の登山道を行く。

 

リフトを乗り継いで

ここから登山開始

まずは登山コースを行く

となりには立派な木道

八方ケルン 人が蟻の行列みたいに

 

 天気は晴れ間が見えるもののガスが濃い。蟻のような行列に交じって八方池に着く頃にようやくガスが晴れだした。池に映る白馬を写真に撮ったりしてまったり。

 

白馬はガスの中

不帰ノ嶮がちらりと・・

八方池

 

 八方池を過ぎると登山者だけの世界になり、少し混雑は解消するが、それでも前後には常に人の姿がある。北アルプスメジャーコースの人気ぶりに改めて驚く。退屈な樹林帯を抜け、扇雪渓お昼ごはんにする。

 

扇雪渓で一休み

ガスが晴れてきたかな

 

 徐々に高度を上げて行くといつの間にか森林限界を越え、高山の雰囲気になってくる。丸山を過ぎ、トラバース道を延々と登って行くとようやく唐松頂上山荘に到着。さっそく宿泊の手続きをするが、受け付けは人でごった返していた。新館にすると+800円だという。混雑するのは同じだろうという事で北館にする。

 

ちょっとビビるおかん

トラバース道を行くと

唐松山荘に到着

 

 夕立が降ると困るのでとりあえず唐松岳の頂上を目指す。が、まだガスは濃く、白馬三山は雲の中・・。降りてくるとガスが晴れてきた。後は小屋の回りでビールを飲みながらマッタリ。周辺の展望スポットをうろうろ回り、ゆっくりと景色を楽しむ。山でこんなにゆっくりしたのは久しぶりだ。

 

テン場は不便そうだなあ

白馬はまだガスの中

五竜

白馬岳(遠くに)

剱も見えた

御満悦

 

 夕食は16:50から。食器は皿以外全て使い捨て、おかずも白馬山荘や赤岳鉱泉に比べるとずいぶんとショボイ感じがするが、大量の宿泊客を処理するノウハウはさすがだなあと感じた。山で食べれば何でも美味しいし。

 

夕食は少しショボイ?

雲が湧いてきた

 

 夕食の後は夕焼けを眺めに小屋裏の展望スポットへ。ちょうど下の方から雲が湧き始め、いい雰囲気になってきた。正面に見える剱もカッコイイ。夕日に赤く染まる雲におかんはひどく感動していた。これだけ喜んでもらえると遥々来た甲斐があったなあ。

 

夕方の月

夕暮れの剱を眺める

唐松岳と夕日をバックに

夕焼け

赤く染まる雲

 

 寝床は4畳に6人と布団一人一枚は確保できたものの、ハイになった高年大人数パーティーが遅くまでぺちゃくちゃとしゃべり全くいい迷惑。おまけに早立ちでもないのに3時からゴソゴソと起き出し、星空観察会だとまたおしゃべり(怒)。こういうのがいるのも北アルプスのメジャーコースならではだな~。

 

<2日目に続く>